矢嶋武弘・Takehiroの部屋

われ在り 故に われ発信す
83歳のジジイ 日一日の命

日本が、もし戦争に勝っていたら・・・

2025年01月18日 15時14分46秒 | 政治・外交・防衛
<2015年1月20日に書いた以下の記事を復刻します。> 今年は戦後70周年だが、もし日本があの戦争に勝っていたらどうなっていただろう。そう想像するのは難しいが、少なくとも“引き分け”だったらどうなっていただろう。引き分けでも、たぶん「勝った、勝った」とお祭り騒ぎをして、ますます戦争の道を進んでいったに違いない。軍国主義がますます徹底し、戦線を拡大していっただろう。軍部は . . . 本文を読む
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“鑑識の神様”・岩田政義さん

2025年01月18日 13時28分38秒 | 社会・事件・事故
<2010年7月31日に書いた以下の記事を復刻します。> 何十年も前の古い日記を読んでいたら、昔、警視庁の記者クラブにいた頃、岩田政義さんという鑑識課の人の所へよく伺っていたことを思い出した。岩田さんは“鑑識の神様”と言われた人で、その道の大変なベテランである。もう40年以上も前のことだが、私が警視庁記者クラブに配属され捜査1課・3課を担当した時、事件捜査のことなど全く分 . . . 本文を読む
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『喜びもも悲しみも幾年月』

2025年01月18日 13時27分15秒 | 映画・芸能・音楽
1957年(昭和32年)に松竹が『喜びも悲しみも幾年月』という映画を制作・公開した。監督は木下恵介で、同名の主題歌を実弟の木下忠司が作詞・作曲し、これを若山彰(あきら)が歌ったところ、映画も歌も大ヒットしたのである。物語は、灯台守の夫婦が戦前から戦後にかけて、厳しい環境のもと北海道から九州に点在する灯台の任務につくというもので、この夫婦役を佐田啓二(俳優・中井貴一の実父)と高峰秀子が演じた。夫婦の . . . 本文を読む
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『東京ブギウギ』

2025年01月18日 03時56分41秒 | 映画・芸能・音楽
『東京ブギウギ』は1947年(昭和22年)にリリースされ一躍ヒットしたが、のちの『青い山脈』と共に、敗戦直後の日本に明るい開放的な気分をもたらした曲と言えるだろう。両方とも服部良一が作曲したが、こちらの作詞は鈴木勝で、笠置シヅ子が歌った。笠置の歌声も元気いっぱいで良いが、なんと言っても、ブギウギのリズム感あふれる音色が素晴らしい。子供の頃に聴いた思い出がよみがえってくる。 笠置シズ子 東京ブギウ . . . 本文を読む
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大宅壮一さんのこと

2025年01月18日 03時55分29秒 | エッセイ・私事など
<2010年7月に書いた以下の記事を復刻します。> 大宅壮一さん 1) 先日、ある方のブログを訪問したら、昭和の大評論家・大宅壮一氏の有名な言葉「一億総白痴化」の話が出ていた。この言葉は1957年(昭和32年)に、大宅氏が「テレビというのは非常に低俗なものであり、テレビばかり見ていると一億総白痴化になる」といった趣旨で述べたと伝えられている。 詳しいことは分からないが、この「一億 . . . 本文を読む
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『日本会議』・日本の右傾化、戦前回帰の危険な流れか?

2025年01月18日 03時54分51秒 | 政治・外交・防衛
<2017年3月27日に書いた以下の記事を復刻します。> 1) 森友学園疑惑はもちろん重大な問題だが、われわれは最近の日本の動きを真剣に検証してみる必要があるのではないか。かく言う私も現象面にとらわれ過ぎて、根本的な問題をおろそかにしているのではと反省している。それは森友疑惑で露見したと言ってよいが、最近の日本は明らかに“右傾化”している。これは森友学園の問題だけでなく、 . . . 本文を読む
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<まとめ> 啓太がゆく(全編)

2025年01月18日 03時50分44秒 | 文学・小説・戯曲・エッセイなど
過去の作品をまとめる必要が出てきたので、この場を借ります。ご了承ください。 http://blog.goo.ne.jp/yajimatakehiro/e/028f248b3f1ee86c9aed42aababd6d84http://blog.goo.ne.jp/yajimatakehiro/e/7db32a06e1cd806143ffd739c2750378http://blog.goo.n . . . 本文を読む
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啓太がゆく ⑰(警視庁の記者時代・最終回)

2025年01月18日 03時49分37秒 | 文学・小説・戯曲・エッセイなど
ちょうどそのころ、同僚の坂井則夫が婚約したと聞いて、啓太は多少うらやましく思った。相手は、日ごろ付き合っているSHIRAYURI(白百合)女子大卒のお嬢さんだ。  「則ちゃんは順調にいったね。おめでとう、うらやましいよ」  「いや~、僕は啓ちゃんより年上だからね。そろそろ年貢の納め時だよ、はっはっはっは」 「年貢の納め時か、よく言うね。いつごろ結婚式を挙げるの?」 &n . . . 本文を読む
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啓太がゆく ⑯(警視庁の記者時代)

2025年01月18日 03時46分04秒 | 文学・小説・戯曲・エッセイなど
2月に入って、啓太はようやく京子と会えることになった。お互いに忙しくてデートができなかったが、彼はこの時、ある決意を胸に秘めていた。それは彼女が青年海外協力隊員になろうとも、終生 変わらぬ“契り”を交わそうというものだ。まだ早いかもしれないが、こうと思ったらじっとしておれないのが啓太の性分である。彼はこの日、自分の本心を伝えようと思った。デートの場所も新宿・歌舞伎町にして、 . . . 本文を読む
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啓太がゆく ⑮(警視庁の記者時代)

2025年01月18日 03時44分59秒 | 文学・小説・戯曲・エッセイなど
(23) 3億円強奪事件の発生 東大など大学紛争が激化する中でも、記者クラブにいる時は忙中閑ありで、気持が安らぐことがある。ある日、草刈が笑いながら啓太に声をかけてきた。「山本君、いま暇なら総務部に行ってみないか。とても可愛い子がいるんだ。紹介しておこう」「えっ・・・いや、いいですよ」啓太があわてて断わったが、草刈は強引に彼を促した。「いいから、いいから。ちょっとだけだよ」そう言って、草刈は勝手 . . . 本文を読む
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啓太がゆく ⑭(警視庁の記者時代)

2025年01月18日 03時43分58秒 | 文学・小説・戯曲・エッセイなど
こういう話を聞いても、啓太はあまりピーンと来ない。会社や系列局のことより、身近な仕事の方がどうしても気になるからだ。しかし、テレビ報道の重要性がいっそう増してきたことだけは、草刈の能弁によって分かった感じがしたのである。それから数日して、27日の火曜日が来た。その日は小雨が降るあいにくの天気だったが、啓太は弾むような気持ちでイタリアン・レストラン「T」へ向かった。午後1時前に店に着き待ち受けている . . . 本文を読む
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啓太がゆく ⑬(警視庁の記者時代)

2025年01月18日 03時43分15秒 | 文学・小説・戯曲・エッセイなど
(18)幼稚園児殺害事件 4月、春らんまんの季節になる。桜が散ったちょうどその頃、記者クラブに素晴らしい知らせが入ってきた。それは、この夏から『警視庁ニュース記者会』が2階のより広い部屋に移り、それに伴うようにNIPPON、FUJI、NETのテレビ3局が毎日「泊まり勤務」を行なうことになった。これまで毎日 泊まりをしていたのはTOKYO放送だけで、FUJIなどの3局は順番に交代で泊まっていた。し . . . 本文を読む
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啓太がゆく ⑫(警視庁の記者時代)

2025年01月18日 03時42分31秒 | 文学・小説・戯曲・エッセイなど
(15)1968年・昭和43年 キャップとのトラブルがあったあと、啓太と草刈の関係は多少の緊張感があったものの平穏に推移した。お互いが注意深く気をつけようと思ったのだろう。そして、大した事件・事故も起きずに年末を迎えた。啓太はたまたま大晦日が泊まり勤務だった。前にも述べたが、泊まりはNIPPONテレビ、NETテレビと交代で行なっていたが、その日はFUJIテレビの番だったのである。大晦日だろうと別 . . . 本文を読む
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啓太がゆく ⑪(警視庁の記者時代)

2025年01月18日 03時41分39秒 | 文学・小説・戯曲・エッセイなど
第3部・・・空想、夢想、妄想の懺悔・告白のような自伝的物語 (以下に主な登場人物) 山本啓太(主人公) 坂井則夫(啓太の同期) 草刈俊平(警視庁クラブ・キャップ) 蒲田二郎(先輩記者) 松本邦明(先輩記者) 森永徹郎(先輩記者) 石浜報道部長 花井久(ディレクター) 村井隆(デスク) 高山重男(デスク) 小出誠一(啓太の同期) 石黒達也(同期のアナ) 木内典子(雑誌社の記者) 白鳥京子(木内の . . . 本文を読む
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啓太がゆく ⑩(労働組合騒動)

2025年01月18日 03時40分09秒 | 文学・小説・戯曲・エッセイなど
季節は6月に入った。しばらくすると、景気が非常に良くて夏のボーナスは過去最高になるという噂が広まった。組合も協議会も会社側と交渉しているが、こんなに早くボーナスアップの話が出てきたことはない。世の中はどうだろうか・・・ 東京オリンピック後の反動で景気は一時 悪化したが、今や完全に回復している。それどころか、未曽有の“いざなぎ景気”というのが実現し好景気の話に沸き立っていた。 . . . 本文を読む
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