やはり青空はいいな、白馬岳
=今年、日本のアルプスで
初めて快晴の中を歩きました=
この日記の掲載期間:9月23日ー9月29日
やっと出会えました
毎年この景色、この這い松と岩肌のコントラスト、緑と茶褐色、これが
見たくて3000m級の登山をしています。白馬岳登山でやっと念願が
適いました。下の写真は小蓮華山(2770m)から白馬岳(2932m)
への稜線で2600m位の標高です。
実はその前日は濃いガスに覆われてこの当日も雨でなければ幸い
位に思っていましたが、宿泊の小屋での朝は快晴でした。山小屋
の主人の話しではこのところ天気予報はコロコロ変っており何とも
云えないと諦め顔でした。私達の「明日はどうでしょう?」に対して・・・。
白馬岳山頂の壁に淀む雲 白馬岳山頂から二つの山荘を見下ろす
今回の縦走コース
蓮華温泉から白馬大池を経て小蓮華山。さらに白馬岳から大雪渓
を経て猿倉に降りる、大雪渓を下るルートにしました。
日本のアルプスに登れば誰でも槍ケ岳が見えたか!が話題に
なります。しっかりと見えました。上の写真は望遠レンズで撮って
いますが、実際は遠くに小さく見えていました
この風景、この稜線 高峰の緑、這い松
白馬岳からとなると凛としてそびえる剣岳が真正面に見えます。
初心者では登頂困難と云われるだけあって見るからに険しい山です。
大雪渓がこの時期は
我々は下りに利用して幸いしました。上りだと疲労度が9月のこの
時期は二倍にはなるでしょう。夏場を経て相当雪解けが進んでおり、
陥没の恐れから大雪渓を歩く距離が短縮されて迂回路を歩く事に
なります。その迂回路が無理矢理設置されたのではと思えるほど
歩きにくい、また相当急な岩場を廻りまわっており上りならば歩行
は簡単とは思えませんでした。その上落石に遭うのではと、とても
怖い思いの通過でした。
大雪渓の両側の山の岩肌は荒々しく
元は氷河ではと
この大雪渓は元は氷河であっただろうと、過日どこかのTV局で語られ
ていました。それは両側の山肌の形状から推定出来るのだそうです。
上の写真のような氷河で消ずられたと語られていた壁が連なっていま
した。まだ氷河の実物を見たことはありませんが、写真でみる限りこの
大雪渓は氷河の小規模版ではないのかなと思ってしまいます。長く伸び
たクレバスも何本か見ましたし覗いてもみましたが底は深くて見えません。
白馬大池 周囲には火山岩が積み重なっています
火山活動の噴出物により堰き止められてできた火山性の湖だそうで
すが、流入河川は無く雪解け水が流れ込むことで年中枯れることは
ないとの事です。 向こう岸の赤い建物は白馬大池山荘です。
白馬大池山荘前のテント場 蓮華温泉の露天風呂、仙気ノ湯
こんなこともあるんです
このブログで前々回取り上げた鹿島槍山行日記では雨に降られて云々、
と書きました。 ところが今回は晴天を全く予期していなかったにも関わ
らずその鹿島槍の時とは逆で、非常にいい天気に恵まれる事となり
ました。自然を友として楽しんでいる訳でこんなこともあるんだと実感の
山行でした。
蓮華温泉ロッジ 樹林帯を抜け展望が開ける天狗の庭
YOUTUBEより拝借:白馬岳の動画です
私達が歩いた同じコースの動画にヒットました。当投稿者は7月の中旬に
このコースを楽しんでおられます。残雪が我々の歩いた9月中旬より多い
ですね。7月と云う時期的にもお花が沢山咲いており臨場感溢れる素晴ら
しい山行記録で楽しく鑑賞させて戴きました。この動画を私の日記と合わせ
てご覧いただければ幸いと思い引用させて戴きました。
なお私は友人のご指導を得てこの日記で初めてYOUTUBEなどから拝借
しての情報の貼り付けに挑戦しました。
http://www.youtube-nocookie.com/embed/kwZGBL5r21E"
今日もご覧くださいましてありがとうございました