恋い焦れし森林限界、這松・岩場
=3067m、御嶽山・剣ヶ峰で涼んできました=
なんせ、この夏大気不安定で
山は荒れ、3000m級を延期してましたんで
(この日記の掲載期間:8月30日~9月5日)
この景色、この雰囲気に触れたくって・・・・!
夏山高峰の絶景、這松の緑 荒々しい岩
どうやった? が7月に入り、その1か月の山仲間と最初に交わす
言葉。ところが今シーズンは意味が違います。山は荒れていなか
ったか、が最大の関心事です。やはりほぼ100%が天気に関して
は答えは、大雨、雷、様子見で待機したなどと報告は芳しくありま
せん。
至福、まさにその時
這松と岩場の中を歩く、これだ、これです、森林限界の世界!
私は登山歴は17年とは云え、技術は未熟故、無理はせず機会を
待つ派です。 時間は自由になる身、これが一番の強みです。
そんなことで、少し天気も安定してきた最近やっと3000mの空気、
景色を堪能してきました。 先ずは近場の御嶽山です。
前日の深夜は:満天の星
空です (注) 画像処理をしましたらこんな絵が現れました。多分お星さまだと・・
前日深夜に登山口に到着、ところが、寝るのは勿体ない満天の星でした。
実際もこの写真のような空でした。ただ全てAUTOで、コンパクトカメラで
の撮影です。明るさをPCで上げて現れたのがこの写真で、実像がどうか
は自信はありません。 ノイズでしょうかな?
快晴の早朝、御嶽山に朝日が注ぎます (田の原登山口駐車場から)
午前中が勝負とみて、山の天気
天気はやや安定してきたとは云え、当日は午前中のピストンがよかろう
と決めて前日の深夜に田の原登山口まで移動し車中泊です。予想的中、
出発の午前6時から11時頃までは快晴でしたが・・・。
午前6時田の原登山口(既にここは7合目)出発、正面に御嶽山が綺麗です
田の原登山口からスタート
昨晩はこれもまた絶対に見送れない満天の星を楽しんで、多少の寝
不足ながら清々しい青空の朝です。夜中、車中泊も全く寒くはありま
せんでした。
駐車場にある大きな清潔な手洗いが嬉しいです(田の原)
午前中の往復と決めていますので、お粥とクッキー、コーヒで手抜き
の朝食を済ませて出発です。もう大勢の登山者です。 なんと言って
もエヤコンでは味わえないこの快敵さ、天気も味方です。この登山口
(7合目)で標高は2180mです。
朝には太陽に映えていた山頂もお昼の12時にはこの通り
判断、午前中の往復、しつっこく・・・、
王滝頂上を経由して3時間20分で剣ヶ峰(3067m)に登頂です。
景色を眺めて留まること40分、10時過ぎ、ぼつぼつ下山になって、
下界からガスがかかり始めます。更に下山、8合目からは途中さほ
ど気になることはなかったとしても、それは下山だからで、これから
登るとなるとちょっと嫌な雰囲気です。もう山頂はすっかりガスに閉
ざされています。
山は午前中だ、を今年の特に異常気象故に一層実感した登山でし
た。もっとも予報されていた雷は、御嶽を離れて以降は分らないとし
ても滞在中はありませんでした。
大勢の登山者です
いつもとはちょっと違う・・、足が重い
いつものように一歩一歩小幅で、大きい段差を避けてゆっくりと登って
行きます。 この登り方を覚えて以降息が上がる程の辛さがなくなり、
今回も途中で水分補給や体温調整、ちょっと足を休める程度の休憩を
取って歩きましたが、歳か、さすがは久しぶりの3000m、気圧の関係
か、休憩回数を少し多めに取りました。ところで、登山口のまだ緩やか
な上りでかなりのスピードで追い越していかれた登山グループの何組か
を途中で今度は追い越していきました。 ゆっくり、ゆっくりがいいよ。
出発から1時間、二つ目のお堂です
憧れの登山道風景 しかし岩場です、膝に負担がかかります
ところで、この山はガスっていたら何処にでも迷い込んでしまいそうな
登山道です。その時は張ってあるロープや岩場の踏み跡を探りなが
ら登山するのでしょうか? 私は早めに中止、引き返えしますが・・・。
九合目、でもここからがまたまだ急登で最後の正念場です
王滝山頂(2936m)です ここまで2時間40分
剣ヶ峰がすぐそこに:王滝山頂から更に30分の登山です
剣ヶ峰(最高峰)へ
王滝山頂で一息ついて3067mの剣ヶ峰へあと30分の登りです。
景色が一変します。 最後に噴火した所かな、不毛に近く、硫黄の
匂いも微かに漂っています。 遠くに不気味な蒸気も立ち上っていま
す。
剣ヶ峰山頂です(3067m) 田の原から約3時間20分でした
三の池(ですね?)、火口湖です
一の池 (ですね?、水はないけど) 周囲はお鉢めぐりとか
ちょっと目に入った御嶽山のお花です
這松、岩場
何度か来ている御嶽山。この田の原からのコースも二度目です。
でも今回はまた違った御嶽を味わうことができました。冒頭に書
いた通り、通年よりも1か月以上遅い日本アルプスの登山です。
受ける喜び、刺激がよけいに強かったんだと思います。堪能でき
ました。這松の緑だけが作る高峰の峰々、それが今回は青空に
映えていました。 そして 岩場、ガレ場もしかりと踏んきました。
三上山、三上山仲間
日ごろ地元、滋賀県野洲市の三上山(近江富士)で山登りをして
いるからこそ、この歳になっても3000m級を楽しいと言えるんだ
と、嬉しくなります。それは三上山に行けば仲間の皆さんがおられ
るから今日も登ろうと長続きして、いつの間にかちょっとは足腰が
強くなったんです。三上山、そして仲間の皆さんに感謝です。さー、
早く仲間のみんなと御嶽山 談義がしたいな!
今日もご覧くださいましてありがとうございました
***************
近江水の宝、探訪のお知らせ
鏡湖の天女羽衣伝説を専門の先生、地元ガイドさんのご案内で
探訪してみませんか。 滋賀県のもう一つの湖、余呉湖 周辺です。
開催日: 9月14日(土曜日)
集 合: JR北陸線 余呉駅
主 催: 滋賀県教育委員会
奥びわこ湖観光協会
申し込みが必要です。 その方法、集合時間など
詳細は下の写真の上をクリックしてください
資料ー01 資料ー02
余呉湖 (賤ヶ岳山頂から) 天女像
主催者への申し込み、ご確認の上ご参加くださいね。
(ブログ管理者:Kenny)