趣味・興味プラス挑戦

郷土史、登山、スキーなどを写真と共に書き綴っております

Kennyの山便り:箕作山

2014-08-11 16:02:39 | 登山・ハイキング

  あと7座、滋賀の山
 「山と渓谷社」が選んだ52の山
   箕作山(みつくりやま)を歩きました

  (この日記の掲載期間:8月15日〜8月21日)

                 この写真の山は太郎坊山(赤神山)だと思います
   箕作山はこの頂きの後方にある山でここからは見えません。

残っているとどうも気になって
登山をやるんだ、と意識して初めて滋賀の山に登ったのは武奈ヶ岳
でした。もう18年も前の
1996年(平成8年)9月23日です。以降、
一つづつ足を運び、登っていない山は残り7つとなりました。 今回は

その一つ箕作山に登ってきました。低い山で、毎週何度も登っている
三上山(432m)よりも低い374mですがとっても特徴のある展望の
見事な山でした。


                麓からもよく目立つ、岩に張り付くような建物

太郎坊さんに参拝してから
参拝を終えて更に境内の石段を登り、途中の御霊水の所から登山
開始です。そこを入ってもあれ、どっち? と。小さな標識を見逃さず、
地図でじっくり調べ、お寺の方に確認してからの入山がお勧めです。


                       登山道入口、御霊水

今回は箕作山頂までを目的の登山です
この山は巨岩の露頭する信仰の山とあらゆる書物で案内されており、
山の謂れ、歴史を探索するには4,5時間を掛けて山を一周するのが
ベストで、次回に挑戦と思っています。


          御霊水を入ると里山独特の登山道が始まります

よく整備された山道
少なくとも箕作山頂まではよく整備された山道でした。先ずは太郎坊宮
のある山腹駐車場まで車で。太郎坊宮までは約700段の石段を登って
のお参りが本来なんだそうですが、今回は気になる残り7座の山登りが
目的で、社務所駐車場まで車での登山を神様にお許しを頂きました。

  
       社務所駐車場まで700段強        太郎坊宮まで更に370段

でもこれには困った!
道しるべの看板はちゃんとあるんやが、おかしいぞ!と。距離表示が
変?? 
更には看板にある400mを進んでも瓦屋寺がない! しかた
なくの引き換えしに苦労しました。 急登の上途中で分岐が。下りでは
笹で見えなかったので覚えていない。さてどっちへ、と。勘を便りに正
解でしたが、どうかご注意を!!

なんだこれは! 2km、そんなにはないでしょう! 一瞬、慌てましたぜ。
時間は既に午後3時半です。これから2km、困ったー、往復では暗くな
るやん、ちゃんと調べてきたのにね^^^。 この2kmの意味、私の何か
の勘違いなんでしょうか・・?
                             ↓


      ”太郎坊宮と箕作山の途中” の看板! なんと箕作山まで2kmと表示
  

            一方、 箕作山頂にある看板、 ”
太郎坊宮まで”  1kmの表示

そうでしょう、これが正しいと思います。 太郎坊宮からここまでに要した
時間は25分程でした。


             瓦屋寺(0.4km)と表示   この400mの周囲にそのお寺はない!

ちょっと寄ってみようと下って行きました。 400m範囲にお寺はありま
せん。
もうちょっとやろうと歩いていたら車道に出てしまいました。20分
以上かけて再度急登の引き換えしを。おまけに分岐でどっちに行けば?
と。
もう、かなわんね! 帰宅して地図を見ました。 どうやらその車道の
先にそのお寺はあるようです。 もしそうなら分岐から1kmはありますよ!

山行途中の風景


                           太郎坊山(赤神山)山頂


                同山頂からの遠望 三上山の頂きが見えています


             箕作山山頂  ほぼ360度の近江平野が楽しめます



             同山頂から能登川町、琵琶湖方面 多景島が見えています


                 箕作山山頂から見た太郎坊山(赤神山)
          

            どうしてこんな巨岩が・・、それはカルデラの名残です

カルデラの名残: そうか、二つの山は兄弟の残丘なんや

このカルデラの名残の山、残丘は野洲市にある三上山もこの山と同
じカルデラの一部ではないでしょうか。  三上山にも大きな岩、割岩、
そして何層もの筋のある岩
があり箕作山と全く同じです。

 
              夫婦岩(割岩)           (案内板 拡大します)

  
        三上山の割岩                      岩に入った何層もの筋  三上山
      人がやっと一人通れる幅  

三上山誕生についてもこのように聞き及んでいます
今から8000万年くらい前、現在の地名でいえば、彦根、沖島、
近江八幡、野洲、永源寺を結んだ円形の大カルデラがあったの
ではないかといわれており三上山はその残丘だと。


                    三上山山頂 巨岩の上に更に大きな岩、磐座
 

コースマップ(駐車場の案内板)

 
                                                (クリックで拡大します)

52座の登山を振り返って
最初に登った山、その武奈ヶ岳:足はつる(痙攣)はしんどいはで、
以来山が好きになるのにその後10年は掛かっています。 当時
は普段殆ど運動で体を
嫌えることなくいきなり山に登るのだから
今思えばあたり前でただ
しんどいだけ登山口と書いた看板は出
来るだけ見ないようにしていました。そして下山してから振り返って
いました。

いきなり大パンチを食らいました
18年前のことを今も覚えています。下りで足がつり必死の下山、
ズボン
はその時、滑り下りざるを得ず擦れて破れました。  なん
の趣味もない私に登山を勧めた家人の忠告(事前に足を鍛えよ)を、
そんな軟やないと無視した事の戒めです。

今は登山を趣味をとして、沢山の山友も出来、日々楽しんでおり
ます。

ご参考
箕作山(滋賀県東近江市)
巨岩の露頭する信仰の山と山渓(山と渓谷社)の紹介です。南側
一角を占める太郎坊は古代の岩座・磐座仏像台座で、岩をかた
どったもの)を彷彿させ、神体山の典型だと同書の解説です。

滋賀の52の山とは
山と渓谷社(登山愛好家には愛読され、頼りになる書物)が選定基準は知
りませんが、選んだ52の滋賀県の山です。当社は日本の都道府
県全てにそれぞれの山を選んでこの書物を発行しています。

         
                            山と渓谷社の「滋賀の山」
            私の所有する一冊は、1996年5月1日発行の第二刷です


     今日もご覧くださいましてありがとうございました





コメント (2)
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