年寄り二人の表銀座コース縦走
そのー2
中房温泉ー燕岳ー西岳ー槍ヶ岳ー新穂高温泉
「東鎌尾根」三点確保で挑戦
思いつくままにこんなこと、あんなこと
北アルプス表銀座コースを歩いてきました!
今まである程度歩いてきた登山者には何せ、憧れの北アルプス
超有名コース。さて、今まで延びのびになっていたが、私、間もな
く後期高齢者、今を逃すとと意を決して歩いてきたんです。
表銀座コースとは
燕岳から槍ヶ岳までの喜作新道も東鎌尾根も含む縦走コース。
これは今回の準備中、ネット検索で知りました。
そこは日本のアルプス、日頃、山を相当歩いていないと、の難
コースでした。アップダウン、梯子、崖っぷち。バランスを崩した
ら滑落間違いなし。
先ずは噂の「東鎌尾根」どれほど困難なところ?
ほんまに登れるの~と、今回の縦走で一番緊張したルートです。
でも実際はそれ程でもなかったな~。三上山のお蔭です(後述)
「アドバンス登山ガイド」画面より拝借 感謝
画面にある、北鎌尾根はYoutube やブログで、また山小屋などにある
警告では上級の登山者でない限り近寄れません。ところが東鎌尾根と
西鎌尾根は何とかなるようだったので決行しました。
喜作新道から撮影
槍ヶ岳まで、東鎌尾根の最後の50分 ヒュッテ大槍からの道
槍ヶ岳山荘前から撮影
なるほど、東鎌尾根は殆どがこんな具合
三点確保、と言うか四つん這いで そして岩稜には梯子が
崖下は見ない・・ そして足元に集中です
東鎌尾根、こんな具合でした
表銀座コース、中房温泉から順に思い出の箇所を
そこは流石の人気コース。先ずはこれだけは先に。上述の通り、
気を抜いたら谷底へ。一方、高峰の尾根歩き、景色は最高です。
中房温泉登山口 途中の富士見ベンチ
燕山荘 標高2,712m 市中ホテル並みですな
二日目の山小屋
高峰の尾根道、梯子、岩場の険しい道も
切通岩、足が竦む方も
喜作レリーフはこの切通岩に
上下: 高峰の尾根、這松の中、こんな所を歩きた
かったんです。 3年ぶりです。
これらの景色は喜作新道からです
常念岳だそうです。 左山裾に見える小屋は常念小屋だ、と
霧が晴れて登山者の明るい会話が
常念岳の隣り 登山者の会話からピークのどっちらかが蝶ヶ岳のようです
穏やかな尾根歩きも長くは続かず 時には足が竦む個所も
3日目の山小屋、ヒュッテ西岳
上下:ヒュッテ西岳の朝です
水俣乗越へ
ヒュッテ西岳からどんどんと下って行きます
水俣乗越との標高差は200m またこれを登り返さなければ・・・
この下りもまた険しいクサリ場や梯子。崖に沿った道が
水俣乗越(みなまたのっこし) 標高 2480m
槍ヶ岳・西岳・槍沢・北鎌尾根の分岐
この水俣乗越から槍ヶ岳までの上りが東鎌尾根になります
このブログのTOP「東鎌尾根」をご覧ください
槍ヶ岳山頂へ
槍ヶ岳山荘の前から
槍ヶ岳山荘到着後、山頂部の霧が時々晴れるのを見て、霧は覚悟
で山頂を目指しました。渋滞がなければ往復40分程度です。 険し
い岩に掴まり、岩の間を。 そして最後は長い梯子です。
ブラジルからの観光客 ヘルメットも被らずに・・ でもようこそ!
よくぞこんな所を、と
最後は長い梯子です
霧の晴れるのをまって山頂に1時間30分
これは北鎌尾根だと思いますが・・
”待っておれば短時間、霧が晴れるかもしれないよ~”、と実に適当
ではあるが言いましたら、4,5人のおばさま達も山頂に残り、総勢
7,8名がこの景色に歓声をあげることに。感謝されましたな~。
もっともこれは出任せではなく、スキー場で撮影時、空が明るければ
こんな事もありましたので、つい(笑)
歩いて来た東鎌尾根 右は槍沢 殺生ヒュッテも見えています
槍ヶ岳山荘です
そこから霧が晴れて山頂部が見え、多くの方がカメラを
向けていることでしょう。
思いつくままにこんなこと、あんなこと
当ブログ そのー3に続きます
今日もご覧くださいましてありがとうございました
(2019年8月7日UP)