一度は見たいと思っていた鵜飼
=宇治川の鵜飼、目の前で匠と鵜が=
(この日記の掲載期間:9月14日~9月20日)
JR宇治駅集合
こんな近くでやっているとは知らずでした。京都では他に嵐山でも
鵜飼を楽しむことが出来るんやそうです。メンバーは写真仲間の
集まりで、鵜飼を撮りに行こうが今回の目的です。さー、行くでー
のお声はカメラの大先輩で日が落ちて以降の写真作品では年齢
だけではなくて絶対に超すことが不可能と仲間内で評判のHAR
おとーさんです。感謝かんしゃ!
島喜撰橋畔の船溜まり
宇治公園の中にある島喜撰橋畔、まだ日は高いです。ゆっくりと
散策からその日が始まります。駅からの道中は流石に京都、古
い宇治の町並みがこれから楽しむ伝統文化見物の雰囲気を醸し
出してくれます。やたらた紫式部の像や旗竿、提灯が目立ちます。
どうやら宇治十帖と云うそうですが源氏物語の第45帖から54帖
までは主な舞台が宇治であるためのようです。
世界遺産に登録の平等院の横を通って行きます。お茶処です。
お菓子やアイスもグリーン色、この町のカラーかと思うほどです。
やがて日も落ちて
船に乗り込みます。篝火を吊した船、鵜、鵜匠の出番を待ちます
が舞台の周辺には火が入り川にその美しい明かりが映えます。
そしてゆっくりと主役が近づいてきました。これだ、これがテレビ
なんかで見ていた鵜飼なんだと!
船を貸切りにする訳、手が届くところの妙技にわいわい!
フラッシュが光らん、シャッターが切れん、ピントが決まらん・・・、
どないすんのやー、ワイワイガヤガヤ、全員60歳はとっくに超え
ていますが騒ぎまくり、船の中を動き回ります。勿論私、Kenny
もその大騒ぎの一人、花火でさえ撮ったことがありません。
あらかじめ得ていた知識通りには行きません。そりゃー同じ船に
他のお客さんがおられたらえらいことになっているはずです。他
の船も盛り上がっていますが、鵜、鵜匠の妙技に関してのもの
です。流石は長老様、経験の差ですねお蔭さまで遠慮のう秀作
が狙え・・。一方船頭さん、船から落ちんといてやーとニヤニヤ。
感動の余韻にひたり提灯が並ぶ小道を当然ながら二次会に向かいます
後は映像でご一緒に
初めて観る鵜飼の実演、私は途中からカメラを膝の上に置いて
人間、鳥そして篝火の共演を楽しみました。作品は次回に再挑
戦と云うことにしまして(みえみえ)、そんな映像で申し訳けありま
せんが・・。今日の鵜匠さんはお若い女性でしたが、最近は結構
多いそうですね、声も良く通りだみ声よりはよろしいでー、歓迎
楽しい1時間でした。
お腹をすかせて
出番を待つ鵜
友人の作品
今回一緒に参加のKUCさんがこれもご趣味の俳句を付けて写真
作品を届けて下さいました。彼の俳号は 徹子 さんです。KUCさん
ありがとうございます。
鵜を掲ぐ女鵜匠の笑顔かな(徹)
ご参考までに: ウキペヂアから抜粋引用
日本の鵜飼は、岐阜県、愛知県、京都府、愛媛県、大分県、
福岡県、など11府県、13箇所で行われている伝統的な漁法
である。岐阜市ならびに関市の長良川河畔における鵜飼は、
宮内庁式部職である鵜匠によって行われている。鵜飼漁をす
る人を鵜使いまたは鵜匠(うしょう・うじょう)と呼ぶ。その装束
は風折烏帽子、漁服、胸あて、腰蓑を身に着ける。
鵜飼の解説:現地の観光パンフレットのコピー
鵜の写真はウキペデアより拝借
今日もご覧くださいましてありがとうございました
次回の日記は琵琶湖湖底遺跡のお話です
どうかこれからもご訪問くださいますようお願いいたします
だけど、実際に夜に鵜飼いを見物に行ったことはないですねえ。
一度見物しなくっちゃ・・・とは思っているのですが。
遠方の方に、宇治の鵜飼い風景を楽しませていただきました。
鵜匠3名で、2人が女性でしたか。
提灯や篝火の明るさが川面に映えてゆらめいている風情が何ともいえませんね。実と虚が一体となって・・・・
賑やかな船遊び、お仲間との様子が浮かびました。
一句添えられた俳句、誇る仕事から浮かぶ笑顔が焔と共に輝いていいですね。
今日は鵜飼いのお話を聞かせていただき、有難うございました。
またまた知らない世界をご紹介いただきありがとうございました。私も岐阜県長良川の鵜飼いしか知りませんでした。おそらく古くからある漁法なんでしょうね。先人達の工夫を彷彿とさせます。そういえば、武将たちが愛した鷹狩も鳥を利用した猟ですね。人間は本当にいろいろなものを利用していますね。
次回は、湖底遺跡のお話ですか。こちらも行けなかったので楽しみにしています。
本当に知らないことばかりでして、どこに行ってもおおーっと感激することばかりです。退職後、さーて何をして過ごせばとパソコンに取り組みネットを覚えて出かけるところを探し今日があるようなものでして、自分の記録の為ともし誰かに読んで頂き何かの参考にでもなればいいなーと恥ずかしい文書、編集ですがこんなことをやっております。
そうですね、ブログにも書きましたが人間、鳥そしてかがり火の組み合わせ、そしてそれは人間が考えうまく利用しているんなんだーと、撮影もそこそこに見入っておりました。
湖底遺跡、これも大沼先生のお話でしたが知りたい事でしたのでとっても面白かったです。聴講者が20名余りと少ないのが勿体ない感じでした。八幡遊人さんは現役、お忙しいんでしょうね、お察しいたします。コメントありがとうございます。
一方、前から気になっていた京都駅近くの「風俗博物館」をやっと訪ねてみることにしました。その近くの大学の図書館でちょっと別件で調べたいことがあったので、2目的の抱き合わせでちょどいい。先週金曜日の午後に出かけました。
行く前に、風俗博物館のHPを確認していると、なんとタイミング良く、記事が載っていました。
http://www.iz2.or.jp/rokujoin/teitaku.html
このページでは出所がわかりません。
博物館の展示を見て、そこで販売されている『源氏物語と京都 六條院へ出かけよう』他1冊を購入し、その後、図書館に立ち寄ってから帰宅。
週末にこの本をペラペラ見ていたら、その出所に触れられていました。
源氏物語の「藤裏葉」に六條院行幸の場面の一部として出てくるのです。
積ん読本になっている瀬戸内寂聴訳の『源氏物語』では、こう訳されています。
「午後二時過ぎには、南の町の寝殿にお移りあそばします。お通り道の反橋や渡り廊下には錦を敷き、外からあらわに見えそうなところには、絵を描いた絹の幔幕を引き、物々しく設営されています。
東の池に船を幾艘か浮かべて、宮中の御厨子所の鵜飼いの長と、六条の院の鵜飼いとを一緒にお召しになって、池に鵜を下ろして使わせます。鵜が小さな鮒などを幾匹もくわえて見せます。
そうしたことも、わざとらしく御覧に入れるというのではなく、帝がお通りになる途中のお慰みに用意されているのでした。」
上記ページでは、ちょっとさらに具体的にアレンジして説明しているようです。
鵜飼い話の一端として書き込ませていただきますね。
付記
風俗博物館は展示のリニューアルが行われていて、明石姫君の入内、婚礼支度がメインテーマになっていました。(鵜飼いのシーンはなし。3種類の牛車の展示)