雪景色の撮影場所に苦労なしのこの冬
=でも大雪に困難を極められた地域の皆様も=
スキーとカメラを合わせて:
Kennyこと私も湖北の雪国生まれでして、このシーズンは幼いころは
楽しい思い出だけが。そして声変わりがする頃からは貴重な労働力と
して毎朝、更に休日にはおふくろからの強制で屋根雪降ろしに明け暮れ
る青春時代でした。今ではもう根雪(冬の間消えないで雪解けまで残る雪)
が3月初まで積もっていることはなくなりましたが今シーズンは様子が
違います。そんな状況の中、この冬も雪を求めて(まあ隠居生活の今
なので許されるだろうと)何箇所か出かけて来ました。
Kennyの写真館:
そこで今シーズンに撮ってきた写真を並べてみました。愚作、拙作に過
ぎませんが覗いていただければ本当に嬉しいです。よろしくお願いいた
します。
びわ湖バレースキー場、滋賀:
夕日が沈む蓬莱山
スキー客が去って蓬莱山に夕日が沈むのを、ゴンドラ乗リ場行き
リフト運転終了時間を気にしながら待って何とか間に合いました。
以前に見て何時かは撮っておきたいと。今シーズンは雪がたっぷり
でゲレンデも賑わっていました。
スキー場のメッカ、信州:
白馬八方地区は特に有名ですが、今回は栂池で撮ってきました。
栂池のスキー場でリフトから
栂池のスキー場でリフトから
本州には雪がないので:
毎年12月から趣味のスキーを始めます。旅行会社から「どのスキー
場も部分開業です。どうされますか?」と出発2日前に連絡が・・・。
天然雪で12月から滑ろうと思えば北海道に行かざるを得ませんので
毎年けっこう無理をしております。ところが今シーズンの12月時点で
は北海道でも雪不足でして部分的にコースを開いて営業という状態。
札幌市内で
雪の朝(大通公園)
幸いにも、到着した夜から寒波襲来で、翌日にはこれらの写真を
撮ることが出来ました。 千歳空港に着いた時には見えるのは黒
くろ、土、つち・・・。これはいったいどうなっているんやー、こんなの
初めてだー、と全員ため息をつきました。
夕暮れの吹雪:札幌近郊のスキー場
凍てついた道路を札幌の方は:
滞在中、滑ってこけたのを見たのはお一人だけでした。靴の裏に特殊
加工をした靴(タイヤのスタッドレスのような)を履いておられるとも聞き
ますが、それにしても慣れとはすごいものです。実は今回の仲間一人
が市内で転倒、頭を打ってしまいました。ちょっと大変でしたが、今は
問題ありません。
夕暮れ:札幌近郊のスキー場
車のスピードも極く普通に:
凍てついた道路を走る車もきわめて普通のスピードで走っています。
雪国生まれのKennyではありますが、残念ながら歩くのは自信があっ
ても18歳まで過ごした湖北でもまだ車社会ではなかったので、雪道
運転は苦手です。これにはびっくりです。スリップ事故も一度も見てい
ません。
夕暮れの吹雪:札幌近郊のスキー場
志賀高原、横手山は氷点下15度:
ご来光を撮ろうと早起きして山頂で待機しますが、そこは2,300mの
山頂です。気温はマイナス15度。 カメラを頻繁にスキー服の中に入れて
暖めます。そうでないと短時間で電池切れの状態になります。
ご来光(横手山山頂)
幸い雲ひとつない快晴に恵まれました。冬山といってもこの山頂はスキー
場の一番上です。撮影ポイントに移動も容易です。秩父山地や近くには
浅間山も見えます。そのあたりの山々からのご来光も可能ですが私はこ
のポイントと決めていました。 スキーリフトと組み合わせたかったのです。
横手山スキー場(志賀高原)
冬の朝日の影は長く(横手山山頂)
山頂はこんなに広いんです。撮影を終えて右上に見えるヒュッテに帰る
時広場に自分のこんなに長い影を見ました。この時期は太陽が低くこの
ような現象が起きるのですね。 この何年かは毎年ここに来ていますが
初めて気が付きました。
モンスターと凍る電波塔(横手山山頂)
モンスターと言えば蔵王ですが、この横手山のモンスターも見応えがあり
ます。そして凍りついた電波塔に朝日が綺麗に映えていました。澄んだ
空気と氷点下の正にこのような色彩の、ただし私はリフトを乗り継ぎ、
暖房のしっかり効いたヒュッテに泊まって楽をして見た世界でした。
若者が好んで滑る40度の壁斜面
(やぶはらスキー場:木曾)
観光用花畑(守山市)
毎年この時期に必ず訪れています。しかしなかなか気に入った写真に
はなりません。前方に堤があり撮影にはかなり厄介な場所とも言われて
います。広い範囲の風景写真が特に好きな私は何度も挑戦しますがど
のように撮ればいいのかいつも悩みます。やはり定番の一枚になってし
まいましたが、多くの観光客が堤を歩く中うまくその一時たった一人だけ
歩く間ができ、その上さっそうと歩くその女性がとっても格好く、よく見か
ける絵ではありますが撮りました。 比良山系、蓬莱山も珍しく山頂まで
晴れ渡っていました。
(この写真館の掲載:2月25日ー3月4日)
今日もご覧くださいましてありがとうございました
写真を何度か拝見していて、
今日はしばし、三十一文字で戯れてみました。
山小屋の屋根にのる雪深々とすっぽり囲む雪に跡なし
しばし待てこびとが顔を出しそうなスッポリ雪の三角の屋根
大通公園さ中置き去りの自転車倒れ雪かぶりおり
捨て置かれ雪衣着た自転車よ職場に急ぐ見る人ぞなき
雪原の果てに輝く樹氷林突きさす様の影伸びいたり
見上げれば荒波たけりたつごとし波のりくだる若き雪人
蒼空に白く輝く比良の峰黄の花爛漫堤の女(おみな)
私には、戯れ難き映像もありました。
KO-WALLでは、時々一緒になっています。
レベルが違うので、同じ場所にいるだけという感じになってしまいますが・・・・