布引掩体壕群
滋賀県東近江市柴原南町
布引掩体壕 写真で見たことはあるが・・
それと、飛行場はどこに有ったの?
kennyの滋賀から情報発信
今も残る掩体壕
掩体壕(えんたいごう)とは
装備や物資、人員などを敵の攻撃から守るための施設である。掩体、
掩蔽壕(えんぺいごう)、掩壕とも言う。通常はコンクリート製で、少ない
資材で大きな強度が得られるかまぼこ型をしている。爆風・破片除け
の土堤のみで、屋根(天井)が無い簡易な無蓋掩体壕もある。
(ウィキペディアより)
飛行場跡 (二枚の合成写真です)
掩体壕群前の道路を挟んで広がる田畑住宅地が飛行場跡です
八日市に陸軍飛行場が設置された背景は?
元々この地に個人が大正3年(1915年)に開設の民間の飛行場
があった。運営面の理由で陸軍の飛行場を誘致したことに始まる。
(当日配布の資料の部分抜粋)
掩体壕群の所在地 布引丘陵にあります (東近江市観光協会HPより拝借)
「東近江市布引グリーンスタジアム」から歩いて現地入口まで15分
八日市布引丘陵・掩体壕群は
戦時中にあった八日市飛行場の軍用機を格納するためのコンクリー
ト製の掩体壕が2カ所残っています。布引丘陵全体には17基もの掩
体壕が造られていたと言われています。(当日配布の資料より)
掩体壕群の分布図 (見学時間:往復で約1時間40分)
当日配布の同市教育委員会発行の資料に追加記入しました
上の絵地図の左上の掩体壕から順に写真で
先ず一つ目の掩体壕
当日は壕の内部に案内されました
現地案内板 拡大してご覧下さい ↑ クリック
極く少量の鉄筋が見えます
二つ目のコンクリート製掩体壕
道路からフェンス越しに見学
現地案内板 拡大してご覧下さい ↑ クリック
当時はデコボコのこの道を飛行機を手押しで・・
無蓋掩体壕(天井のない) 外観からはこれが掩体壕? です
案内がなければ位置さえ分からず、また掩体壕跡とも気が付きません
同、無蓋掩体壕 周囲が堤状で馬蹄形 になっています
爆風・破片除けの土堤です。これも壕の目的です
布引丘陵 左端が高くなっています。近年この丘陵を切り開いて設置の道路
この丘陵を利用して掩体壕が造られました
集合場所の布引グリーンスタジアム
車の場合はここに駐車させて貰えば掩体壕へのアクセスは便利です
約2時間の現地見学会でした
主催者: 滋賀県平和祈念館
県民の戦争体験を語りつぎ、平和を願う心を育むための施設として、
各種の展示とともに様々な学習プログラムを実施しています。この
一環として、「八日市布引丘陵・掩体壕群学習講座&現地見学会」
とするフィールドワークを開催します。 (当祈念館のHPより)
現地案内:東近江市教育委員会歴史文化振興課
掲載に当たり: この見学会のブログでのUPは主催者 および
市担当者の許可を戴いております。
見ておきたかった戦争遺跡
この 負の戦争遺産を一度は目にしておきたいと長く機会を待って
いました。12月2日、2018年 当祈念館の企画を知りお世話に
なりました。学徒隊を動員して建設されたと言われているこれら掩
体壕を見て虚しさと悲惨な結果しか生まれない戦争への思いを新
たにした次第です。
現地見学:案内して頂けるチャンスを掴もう!
主催者の、そして解説下さった市の皆さまに感謝致します。
今回、東近江市の研究員さんの案内(見学会)で現地を見る機会
に恵まれました。先ず、現地を見学するならば、案内(解説)が
なければ、側道から見える下の写真の掩体壕に、おお!これが
掩体壕か、の ちょっと覗いた見学で終わってしまうこと間違い
なしです。なお、現地はすべて私有地です。見学には配慮が、と
思います。
・・・・・・・
ご参考:
これまでに歩いた戦争遺跡: 不肖、私 Kennyのブログです。
蒸気機関車避難壕:米原市
野田捕虜収容所:野洲市
航空機用の掩体壕、関連情報
航空自衛隊の航空機用のえん体は主に戦闘機の防護を目的に設置される。
一般に格納庫は脆弱な鉄骨造だが、えん体は鉄筋コンクリート造であり1機
ずつ分散して格納することで防護能力を向上できる。航空自衛隊の戦闘機
部隊は全国の7基地に配置されており、その内、北海道の千歳基地、青森県
の三沢基地、石川県の小松基地の3基地に纏まった数の「航空機えん体」が
設置されている。(ウィキペディアより)
今日もご覧くださいましてありがとうございました
(2018年12月18日UP)