ヤンマ探索記

トンボの観察記録です。

タイトルはヤンマですが、トンボなら何でも撮ります。
勿論、ヤンマが優先です。

シオヤトンボ 2017<4月②>

2017-04-27 | トンボ科

<4.24>続編

生殖活動一番手

春に羽化して真っ先に生殖活動するシオヤトンボ。当所では羽化が数日遅れでも、生殖活動は早く始まりました。
昨日は10時頃から♂数頭が水辺に集合、11時半頃に2♀が現われ、短時間ながら交尾、産卵が見られました。

この日は曇りがちで♂の出現は遅れ気味でした。♀は正午を過ぎて日が射した時間帯に飛来、直ちに争奪戦です。
毎度のことながら、春先のシオヤトンボの激しい動きに魅了されます。

交尾態 産卵中に捕えられた♀


交尾態 静止 


産卵は多くないものの、日が射す時間が限られ集中して見られました。珍しく接近して2♀が産卵。

♀ 産卵












♂ 飛翔 



2017.4.24 神奈川県

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シオヤトンボ 2017<4月①>

2017-04-27 | トンボ科

<4.24>

羽化終盤

毎年、シオヤトンボの羽化を観察する湿地。1週間前は羽化殻もなく、暖冬の昨年より遅れている様子でした。
昨日、再び行くと、すでに生殖活動が始まっていて、一方、撮影不能の遠い所で3頭の羽化を目撃しました。
羽化のピークは例年20日前後ですが、羽化の開始が遅れた今年も同時期であったのか、終盤の様子でした。

出直して、昨日と同数の3頭の羽化を確認しました。曇りがちで最高気温は1℃位高く19℃、最低12℃。
9時過ぎ、撮影可能な所に定位したヤゴを発見。約1分後に裂開が始まって開翅までは約2時間50分でした。
気温が上がらず時間がかかりました。変わりばえしませんが、今年の羽化の様子です。

9:02 ♀ 羽化 裂開


9:03


9:06:13 複眼が完全に抜ける


9:07:20


9:08:19


9:08:53


9:09:36


9:12 全ての肢が抜けて休止


9:20 休止期 約29分間


9:41:37 脱出 15秒で完了


9:41:40


9:46 脱出後


9:47


9:58 翅の伸張


10:12


10:13


10:22


11:11


11:28 腹部伸張


11:52 開翅 6分後に飛立ち




ほぼ同時に羽化した♂です。

♂ 羽化



2017.4.24 神奈川県

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