<5.13>
一路西へ
5月初旬、毎年トラフトンボを撮影する千葉の沼に行きましたが、シャッターを切ることなく帰ってきました。
ここ2年で個体数が激減し、卵塊造りも数年間撮れていません。何度も行って外すより、一路西へ向かいました。
心配した朝方の雨は上がり、予報どおり正午から日が射しました。午前中は無駄にしましたが、仕方なし。
気温が上がった10時半頃から、度々交尾態を目撃。広範に生息しているようでポイントを絞るのに腐心します。
探雌行動が盛んな一角に賭けて待機しました。最高気温は低く22℃。
14時半過ぎ、最初の交尾態が飛来しました。交尾飛行は撮れず、産卵場所が定まり交尾を解いた場面です。
交尾を解いた直後の♂と一時停止した♀
5秒で♀が移動、♂は追尾
着地して10秒後、すでに卵塊が出ている
卵塊造り 慎重に接近するも、動きに反応して20秒程で樹上に飛ばれた
絶好の産卵ポイントのようで、その後も交尾態が何度か飛来しましたが、縄張り♂が絡んで殆ど飛び去ります。
16時前になって、水面近くから出てきた♀が、樹木に止まって卵塊造りを始めました。
♀ 産卵 卵塊造り
奇妙な行動を目撃しました。しっかり卵塊をつけた♀が池の反対側に向かって飛んでいます。
ふらふら飛び回って着地するような動きをして、落葉に卵塊を落としてしまいました。その直後の場面です。
♀ 飛翔
産卵に失敗したのか水没した♀
上の♀を救出
定番の♂のホバリング。撮らずに帰るわけにはいきません。
♂ 飛翔
2017.5.13 岡山県