<5.27>
粘った甲斐
ムカシヤンマの産卵撮影です。1週間前、4月下旬に羽化を撮影した茨城の産地に行って、♀の目撃なく空振り。
このままでは終われず、岐阜の産地に出直しです。3日間雨が続いた後の晴、よもや外すことはないはずです。
♂が多数待機していて、上空でのバトルが何度も見られ気配上々。ところが、いくら待っても♀が出てきません。
最高気温24℃でも、午後からは度々日が陰り、肌寒さを感じるくらい。連続で外す嫌な予感がしました。
13時40分過ぎ、周辺にいた♂が姿を消すと♀が現われ、崖の窪みで産卵。しかし、20秒程で飛びました。
個体の識別ができない程の暗い所で、まともに撮れませんでした。
♀ 産卵
当所は正午前後の産卵が多いので、半ば諦めながらも♀を見た場所で待機。待機時間は延べ4時間を超えました。
14時35分、遂にふらふらと♀が飛来して、狙っていた崖のポイントに止まりました。産卵開始です。
地上数10㎝の高さの岩の苔を転々と移動し、崖の低い位置の1m程の間を行ったり来たりして約11分間産卵。
♀ 産卵
5分経過。産卵意欲旺盛で、すっかり落着きました。すぐ近くから反対サイドに回り込んでも反応なし。
♀を待つ♂の様子です。いつもより産卵場所に近い所で待機する個体が目立ちました。
♂ 静止
2017.5.27 岐阜県