ヤンマ探索記

トンボの観察記録です。

タイトルはヤンマですが、トンボなら何でも撮ります。
勿論、ヤンマが優先です。

ムカシヤンマ 2017<5月>

2017-05-28 | ムカシヤンマ科

<5.27>

粘った甲斐

ムカシヤンマの産卵撮影です。1週間前、4月下旬に羽化を撮影した茨城の産地に行って、♀の目撃なく空振り。
このままでは終われず、岐阜の産地に出直しです。3日間雨が続いた後の晴、よもや外すことはないはずです。
♂が多数待機していて、上空でのバトルが何度も見られ気配上々。ところが、いくら待っても♀が出てきません。
最高気温24℃でも、午後からは度々日が陰り、肌寒さを感じるくらい。連続で外す嫌な予感がしました。

13時40分過ぎ、周辺にいた♂が姿を消すと♀が現われ、崖の窪みで産卵。しかし、20秒程で飛びました。
個体の識別ができない程の暗い所で、まともに撮れませんでした。

♀ 産卵




当所は正午前後の産卵が多いので、半ば諦めながらも♀を見た場所で待機。待機時間は延べ4時間を超えました。
14時35分、遂にふらふらと♀が飛来して、狙っていた崖のポイントに止まりました。産卵開始です。
地上数10㎝の高さの岩の苔を転々と移動し、崖の低い位置の1m程の間を行ったり来たりして約11分間産卵。

♀ 産卵










5分経過。産卵意欲旺盛で、すっかり落着きました。すぐ近くから反対サイドに回り込んでも反応なし。

















♀を待つ♂の様子です。いつもより産卵場所に近い所で待機する個体が目立ちました。

♂ 静止











2017.5.27 岐阜県

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クロサナエ・ダビドサナエ 2017<5月①>

2017-05-28 | サナエトンボ科ダビドサナエ属・ヒメクロサナエ属

<5.22>

紛らわしい

ヒメクロサナエが産卵する源流域ではクロサナエの産卵も見られ、この時期、セットで撮るのが恒例行事です。
ところが、ダビドサナエも産卵に来ていることが判明しました。当所での目撃は初めてでした。

12時台と13時台にそれぞれ2回、クロサナエの産卵を目撃しましたが、いずれも10秒程で姿を消します。
少々時期が早い印象でした。♂は全く現われません。

<クロサナエ> ♀ 産卵




14時台にも2♀が飛来、今度は落着いて、いずれも約30秒間産卵、やっとゆっくり撮影できました。
勿論、クロサナエと思って撮っていましたが、後程画像を確認すると、ダビドサナエに入れ替っていました。
紛らわしいことこの上なし。以下はダビドサナエの産卵です。

<ダビドサナエ> ♀ 産卵






別個体

2017.5.22 東京都

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