ヤンマ探索記

トンボの観察記録です。

タイトルはヤンマですが、トンボなら何でも撮ります。
勿論、ヤンマが優先です。

コシボソヤンマ 2018<8月②>

2018-08-21 | コシボソヤンマ

<8.16>

産卵探索

コシボソヤンマの産卵撮影です。例年の谷は見つけてから10年目、簡単に撮れる年と苦労する年が極端です。
♂は多い様子で11時頃から探雌行動が活発化しました。午前中、♀は一見たのみでした。最高気温31℃。

10時半頃の到着早々、崖の高い枝に♂が止まりました。探雌せず、15時半に帰る時も止まったままでした。

♂ 静止




13時前、探雌していた♂が休みに入りました。今度は低い位置です。









産卵の目撃は15時過ぎ。足元にいました。川に下りて寄った途端、上空に消えてそのまま戻ませんでした。

♀ 産卵



2018.8.16 神奈川県

<8.18>

秋の気配

2日後、再びコシボソヤンマです。交尾は早い時期に機会ありと踏んで行きましたが、♂、♀とも不活性でした。
空気も乾燥し一転して秋の気配、最高気温27℃止まり。急激な気温の変化に対応できていないかのようでした。
この日も最初に見つけたのは見上げる梢の♂。次も高い枝で休止する♂で15時半に帰る時も止まっていました。

♂ 静止


次の♂




13時前、2番目の♂の様子を見に行くと、すぐ近くの低い枝にもう1頭♂が止まっていました。











午後になって時折♀が飛来しました。多分同じ♀が現われてはすぐに消える繰返し。産卵した気配はありません。
♀が現われ、低い方の枝にいた♂が執拗な探雌を開始しました。飛ぶのはこの♂だけで1対1の攻防です。
14時頃、漸く産卵を始めましたが、♂を警戒して落着かず、撮影できないうちにすぐ上の枝に止まりました。

♀ 静止






産卵意欲はあるようでこの♀に期待。8分程で降りてきましたが、暗い崖下での一瞬の産卵を撮影すると行方不明。
広い範囲を移動したようで、数分後に戻った瞬間、♂に捕まり連結態で上空に消えました。この日はこれまで。

♀ 産卵

2018.8.18 神奈川県

コメント
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