ヤンマ探索記

トンボの観察記録です。

タイトルはヤンマですが、トンボなら何でも撮ります。
勿論、ヤンマが優先です。

オオキトンボ 2018<10月①>

2018-10-28 | ・オオキトンボ

<10.25>

天候に恵まれて(その1)

今年も終幕間近になりました。恒例の兵庫のオオキトンボです。全国的に晴渡る予報で天候に不安はありません。
しかし、環境が年々変化して行ってみないと生息状況は不明。先月のナニワトンボのような空振りもあり得ます。
結果は案ずることなし。前日の天候が芳しくなく絶好の活動日に当たりました。最高気温は例年並みで22℃。

珍しく交尾態4対の撮影機会がありました。まずはその状況からです。多数見られた連結産卵は次回掲載します。
9時頃到着、まずは昨年撮れていない交尾態探し。溜池の堤防から見下ろす窪地に♂が10頭程見られました。
探雌して飛び回って休止の繰り返し、いずれ♀を捕捉するものと待機。この時間は敏感で静止の撮影も大変です。

♂ 静止








9時45分頃になって交尾が成立。草叢のなかの交尾態を発見しました。約7分間のやや長い交尾でした。

交尾態




上の交尾態が移動


10時頃に水辺に移動して連結産卵を待ちました。以下は、縄張りの♂が池に飛来した♀を捕捉した交尾態です。
20分足らずの間に集中して3対が見られました。

連結態 10時52分 すでに交尾を解いていて産卵に飛立つ直前


交尾態 10時56分 単独産卵中の♀を縄張りの♂が捕捉


交尾態 11時7分 同上




♂ 飛翔 縄張り行動








♀ 静止 連結産卵後 水辺近くで一時休止


11時40分頃、単独産卵中の♀を連結しようとする♂に別の♂が連結を仕掛けるシーンを目撃しました。
逆光で不鮮明ですが、絡んだのは直前まで縄張り飛翔していたタイリクアカネの可能性もあります。

♀を連結する♂に連結を仕掛ける♂


連結を断念した♂と飛立つ♀ 絡んだ♂はいち早く上空に飛んだ後


濡れた翅のまま♀が飛立つ

2018.10.25 兵庫県

コメント
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