<10.5>
潜るか出てくるか
9月は撮影地の土砂崩れで、ミルンヤンマを撮らず仕舞い。産卵は8月に撮影済みでもあり、見送っていました。
この時期になると探雌飛翔が撮りたくなります。例年の流れに行きました。都心は真夏日で、谷は24℃程度。
午前中は♂の活性がなく殆ど飛ばず、11時半頃に数ヵ所で産卵を試した♀はほぼ素通り状態でした。
12時10分頃、漸く朽木の裏に潜り込んで産卵する♀を発見しました。さて、さらに潜るか出てくるか。
♀ 産卵
運よく向きを変えて、全姿が見える位置に出てきた
出てくると落着かず、近くの樹木に静止。発見から約1分間の出来事で、朽木の下で長く産卵していた様子です。
約5分後に降りてきましたが、産卵場所が定まらず姿を消し、少し待っても戻ることはありませんでした。
探雌の♂が少ないなかでも、谷底でのホバリングが見られました。真暗で気がつくと下にいるという状態です。
♂ 飛翔
13時40分頃、下流の淀みにホバリングする♂が現われました。先程より明るい所、10分以上留まりました。
滅多に見ないホバリングを2ヵ所で目撃したのは初めて。この頃、閑散としていた流れに♂が増えてきました。
2019.10.5 東京都