<8.18>
通常とは異なる産卵
久し振りにハネビロエゾトンボの産卵撮影です。以前は必ず撮りに行きましたが、ここ2年間撮影していません。
11時から1時間半程で8♀が飛来、うち4♀が縄張りの♂に即刻捕捉され、飛翔する♂が減少していきました。
捕捉されないと1分半以上産卵しますが、♂を警戒して変則的に動き、打水間隔は極端に短くほぼ連続的でした。
当所では比較的安定したホバリングをして時折打水するパターンが大多数ですが、どの♀も通常とは異なる行動。
容易に撮れるはずがピントは運任せでした。暑さに強いトンボでも午後の活動はさすがに鈍化。最高気温35℃。
やや長く約2分間産卵した♀の打水 5m以上の広範囲を石の陰に隠れるようにして移動 打水は予測不能
1分半程産卵した♀ これもホバリングする位置が定まらず突然打水 打水毎に方向転換した
通常の産卵ポイントから少し離れた暗がりで産卵していた♀ 珍しく連続打泥産卵 実際は石の苔
産卵に飛来した♀を捕捉した交尾態です。3対の着地を確認しましたが、撮れる高さに止まったのは2対でした。
高い梢の交尾態
別個体 どれも樹上高く飛んでしまう
流れの脇で休止する♂。気温上昇時に時々見る行動で他の♂が飛来しても無反応。縄張り行動ではないようです。
休止する♂ 寄っても飛ばない
午後の林内では2桁の♂と3♀の休止を目撃。高気温時に度々林内で見かける交尾態の目撃はありませんでした。
林内で休息する♀
2023.8.18 栃木県