<4.9>
目を疑う
一昨年、愛知の池で漸く撮影したオグマサナエの羽化ですが、いかにも場所が悪く、次の機会を窺っていました。
昨年4月は活動の自粛を余儀なくされ、春先の気温を考慮し、時期を早めて2年ぶりに同じ池に行きました。
快晴で9時の段階で13℃ですが、冷たい風が吹いて嫌な予感。前回の場所の近辺を探すと羽化殻のみでした。
11時半、断念して最後に見回って直立する個体を発見。散り始めた桜の花びらが舞う池岸で休止していました。
いかにも遅い時間の羽化開始で目を疑いました。これ1頭ですが、逆転の結末。16℃で風は強いままでした。
♂ 羽化 休止
11:31
11:32
11:35 脱出 5秒で完了
11:36 脱出直後
11:39 翅の伸長 強風で度々向きが変わる
11:44
羽化場所は前回のような草のなかではなく、フタスジサナエが好むような見通しよい泥土でした。
11:48 羽化環境 水際から20cm程離れている
11:53
尾部上付属器上部の突起
12:05 開翅 脱出から約29分後
12:15 飛立ち 開翅から約5分後
9時40分頃、池近くの草叢で捕食する♀です。撮影はこれのみかと、一旦は覚悟した黄色が鮮やかな未成熟。
数頭が樹冠から降りてきて、目撃はすべて♀。読み難い羽化時期は、ピークは過ぎていたのかもしれません。
♀ 未成熟 捕食
上から5分経過 獲物が大きくじっくり捕食
2021.4.9 愛知県
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます