ヤンマ探索記

トンボの観察記録です。

タイトルはヤンマですが、トンボなら何でも撮ります。
勿論、ヤンマが優先です。

フタスジサナエ 2023<4月>

2023-04-20 | サナエトンボ科コサナエ属

<4.18>

東海のコサナエ属(その1)

東海地方のコサナエ属、3月末日に行って、羽化一番手のタベサナエを外してしまいフタスジサナエで挽回です。
昨年は定位を見つけて撮影を始めましたが、羽化過程のトラブルで羽化不全となり20分程時間を無駄にしました。
思い出す度に悔やむので、フタスジサナエの時期を待って今年も行きました。時期は当たりで目撃は7♂、1♀。
共存するタベ、オグマの時期は終わっていたようです。最高気温20℃、最低4℃。現地は18℃止まり。

9時50分頃に到着して、メインのポイントで確認したのは1♂と羽化不全1♂。取りあえず押さえておきます。

9時50分頃 ♂の羽化




急ぎ範囲を広げて抜ける前の個体を探します。数分後、草のなかで休止期の♂を発見しました。

9時55分頃 ♂ 休止


発見して2分後には脱出開始 6秒で完了






10時10分頃 翅が伸長


10時20分頃 腹部が伸長


すぐ奥で先行して羽化していた♀ この日唯一目撃の♀


次のポイントに移動。池の水位が高く底は泥濘です。なるべく岸から離れて探しても岸辺を波立たせてしまいます。
水面すれすれの不安定な羽化個体を水没させないために慎重に接近しますが、簡単には撮りたい位置に行けません。
やや暗いこの一角が好まれるのか、10m程の範囲で4♂が羽化していました。

10時30分頃 ♂ 休止


10時35分頃 脱出は20秒で完了




10時40分頃


10時50分頃 翅が伸長


全く気付かずにいた♂が岸から移動して羽化中でした。波立たせてしまった影響か、トンボに申し訳ない思いです。

この段階で殻から離れた所に這い上がっていた♂ 羽化殻は左下 無事に飛立って一安心


再奥部にいた♂ この先に羽化の適地はないはず




泥濘を脱して元のメインポイントに戻ると、目立つところで羽化した♂がいました。よくあることで仕方なし。

11時頃 この日最後の羽化と思われる




11時25分頃 開翅して約3分後に飛立ち 飛びはピント合わず終了



2023.4.18 愛知県


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