ヤンマ探索記

トンボの観察記録です。

タイトルはヤンマですが、トンボなら何でも撮ります。
勿論、ヤンマが優先です。

マダラヤンマ 2016<9月②>

2016-09-20 | マダラヤンマ

<9.15>

成果なし

信州のマダラヤンマの2回目。前回は交尾態の撮影ができず、天気予報からベストとみた5日後に再訪しました。
午前中は殆ど日射しがなく、ガマの外側でホバリングや静止する♂は極端に少なく、しばらく手持無沙汰でした。
一方、ガマのなかでは水面際での探雌が活発で♀が入れば交尾が期待できそうです。最高気温は26℃。

♂ 静止 ガマの繁みの外側に出て♀を待つ♂ 繁みのなかでも止まっているはず


10時を過ぎて晴れ間が出ると、林から♀が続いて飛来しました。いよいよ交尾撮影のチャンス到来です。
ところが、最初の♀はホバリングしながら繁みに入った途端に捕まり、交尾態になって奥に飛んで見失いました。
次の♀は一瞬交尾態になったところで別の♂に攻撃されて逃げてしまいます。これきりで後が続きませんでした。

11時過ぎ、この日も足元に産卵する♀が現われました。おそらく最初に見失った交尾態の緑色型の♀です。
被らないぎりぎりの位置に身を乗り出し、何ともしまらない構図ですが、一瞬の着地にシャッターを切りました。
1秒後には奥に潜り込まれ、産卵もこれがラストチャンス。8時間立ちっぱなしでこれでは、さすがに疲れます。

♀ 産卵


ガマのなかをホバリングしながら探雌する様子です。

♂ 飛翔






夕方のホバリングは15時半頃の開始、1時間程で大半が姿を消しました。






2016.9.15 長野県

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マダラヤンマ  2016<9月①>

2016-09-18 | マダラヤンマ

<9.10>

産卵は見たものの

信州のマダラヤンマ、週間の天気予報で晴マークはこの日のみ。時期はやや早めですが、行くしかありません。
9時半頃まで♂がそこそこ飛んでいましたが、想定外に気温が上昇した10時頃から15時半までは活性なし。
丹念に探雌する♂はたまに見るものの昨年より個体数は少なく、♀がいないのか交尾を撮影できませんでした。

交尾を終えて間もなく産卵するパターンが多く、交尾を見ないと産卵は諦めモードですが、運よく遭遇しました。
11時過ぎ、水面際を飛ぶ♀が真っ暗闇に着地。撮れる角度は上から覗いて真正面のみで約2秒で移動します。

♀ 産卵


潜り込んだ先で、頭だけでも見える角度を探しての撮影。次の瞬間、見失いました。最初の着地からは約20秒。
毎度のことながら簡単には撮らせてくれません。若い個体、青色型の♀です。



定番のホバリング、午前の部です。

♂ 飛翔








午後の部です。一時は全く飛ばず、15時半頃からちらほら。水面に向かって逆光になる横向きはストロボ使用。







例年とは異なる場所で夕日を浴びてのホバリングが見られ、いつもと違うパターンで撮影できました。







♂ 静止






二度、三度ぶら下がりかけては止まらず、結局樹木でも水平止まり。しばらく休止していました。




2016.9.10  長野県

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ルリボシヤンマ 2016<9月>

2016-09-16 | ルリボシヤンマ

<9.9>

信じて待つ

8月下旬から関東は天候不安定で晴れると気温急上昇。行先に悩みながら多摩方面のルリボシヤンマの撮影です。
まず♀が飛来する水溜まり。様子を窺うように近くを飛ぶのを3回確認し、産卵を信じて待ちました。
14時頃、♂が姿を消し♀が飛来しましたが、タカネトンボに追われて姿を消します。すんなりとはいきません。
約40分経過して再び現われて産卵開始。草陰に隠れた左から右手に移動、撮影できる位置に出てきました。

♀ 産卵








見える位置にいたのは10秒程。小池から姿を消して約10分後に戻りましたが、対面した途端に飛び去ります。



今度は約2分後に戻り、見える位置で約1分間産卵。その後、草陰で姿が見えない位置で漸く落着いたようです。





♀ 飛翔 産卵移動




気温が高いためか♂のホバリングは全く見られません。恐らく16時過ぎになる模様で、産卵が撮れたので撤収。
♀が飛来する前、たまに来た探雌の様子です。タカネトンボの飛来も少なく、平地の最高気温は32℃。

♂ 飛翔









2016.9.9 東京都

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ミルンヤンマ  2016<9月①>

2016-09-13 | ミルンヤンマ

<9.6>

落着く

コシボソヤンマの谷、この日もミルンヤンマが産卵。時間帯が少し早くなっているようで、飛来は10時過ぎです。
近くを飛び回って願ったとおりの朽木に着地しました、約8分間、落着いて産卵、距離を詰めて撮影できました。
撮影中に飛来したコシボソヤンマの♀を追って一旦中断、再び戻って撮影する余裕がありました。最高気温31℃。
数日前は、似たような天候でも全く姿を見せておらず、分からないものです。

♀ 産卵
















1時間程して2頭目が飛来、別個体のようです。全く落着かず、すぐに姿を消しました。





最初の♀の数十分前に飛来して数分間の捕食後、止まった♀です。撤収するまで数時間、休止したままでした。

♀ 静止



2016.9.6  神奈川県

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コシボソヤンマ  2016<9月①>

2016-09-12 | コシボソヤンマ

<9.6>

休止ばかり

8月中旬から、いつもの谷に週1回はコシボソヤンマを見に行っていますが、今年も個体数が少ないようです。
ここ2回の目撃は1♀で落着いて産卵する気配がなく、まともに産卵撮影ができずに終わる不安がつのります。
3♂が念入りに探雌していましたが、この時期になると休止する♂が目立ちます。最高気温31℃。

崖の高い位置で約1時間止まっていた♂






流れの上の低い位置で休止する♂



2016.9.5 神奈川県

数日前、探雌行動を中断し、しっかり水浴びしてから同じ木に止まった♂です。

♂ 静止

2016.9.1  神奈川県

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