ヤンマ探索記

トンボの観察記録です。

タイトルはヤンマですが、トンボなら何でも撮ります。
勿論、ヤンマが優先です。

ハネビロエゾトンボ 2018<8月>

2018-08-28 | ・ハネビロエゾトンボ

<8.25>

猛暑再来

そろそろ旬とみてカトリヤンマの交尾撮影に行きましたが、暑過ぎて探雌に活性なく、交尾態は全く見られません。
約1ヵ月ぶりのハネビロエゾトンボに狙いを変えました。最高気温36℃。体感温度が相当高く、汗だくでした。
結局、熱中症寸前で産卵を待つ気力もなく止まりばかり撮影して帰還。低位置の交尾態を撮影できたのが収穫です。
もっとも、暑さで生殖行動はこちらも不活発。林内で休止する個体が面白いように見られ、撮り飽きるほどでした。

交尾態


♂ 静止














♀ 静止





2018.8.25 栃木県

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ウチワヤンマ 2018<8月>

2018-08-27 | サナエトンボ科ウチワヤンマ属

<8.19>

8月の産卵

例年の池でヤブヤンマを見ていません。確認に行くと環境がさらに悪化。それこそトンボ帰り、さてどこに行くか。
今季産卵が撮れていないウチワヤンマに決めました。6月に3回行きましたが、近くで産卵せず総外れのままです。
8月の産卵撮影は10年以上行っていません。電車を乗り継いで13時頃到着、いきなり交尾態が飛んでいました。
1時間程で4♀が産卵、縄張り♂の減少が幸いして3対が岸辺で交尾を解きました。最高気温28℃。

待機場所近くに交尾態が飛来して交尾を解きそうでしたが、再び加速して仕切り直し。

交尾態




数分後、戻ってきてホバリング、交尾を解きましたが、残念ながら後ろ向きでした。

♀ 静止 交尾を解いた直後


♂ 飛翔 産卵警護


♀ 産卵




これまで6月に見てきた個体と違い、時期的な要因があるのか、水面すれすれのホバリングが目立ちました。
以下4枚は0.8秒間の連写。浮遊物から卵が連なる糸を引いていますが、高く上がらないので糸が不鮮明です。









上の拡大 低空飛行で産卵するので糸が絡むように縦横無尽に残っている


静止して縄張りする♂は殆ど見ませんでした。終盤が近いようです。

♂ 静止 

2018.8.19 東京都

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コオニヤンマ 2018<8月>

2018-08-26 | サナエトンボ科コオニヤンマ属

<8.16>

難敵

狙って行くことはないので、コオニヤンマの産卵はコシボソヤンマの探索中に偶然遭遇しての撮影になります。
時間帯に関係なく♂がいなくなると♀が不意に現われて産卵します。正午頃、♀が10m以上の範囲を反復飛翔。
産卵場所を見定めホバリングを始めました。動きが激しいのでなかなかヒットせず、卵塊が写し込めません。

♀ 産卵






徐々に低く飛び水面すれすれに




この日は♂が少なく見たのは2、3頭。暗い場所、明るい場所それぞれの縄張り行動です。

♂ 静止 縄張り行動



2018.8.16 神奈川県

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ミルンヤンマ 2018<8月①>

2018-08-23 | ミルンヤンマ

<8.16>

産卵始まる

コシボソヤンマの産卵撮影に行って、最初の目撃は谷最奥部の枝のミルンヤンマ♀。撮る前に飛ばれました。
産卵を期待して1時間程待ちましたが現われず。見回ってから11時半頃戻ると、間の悪いことに産卵中でした。
落着かず、姿を確認することさえ困難な橋の下の暗闇に入り込み、手探り状態で撮影しているうちに見失います。
しばらくして出てきましたが、猛スピードで飛び去って戻りませんでした。

♀ 産卵




15時前、下流のカエデの葉の下にいた♀を発見。寄った途端に飛ばれました。先程の♀かもしれません。

♀ 静止


13時半頃、当地ではあまり見ない♂がシダに止まっていました。15時半に帰るまでそのままでした。

♂ 静止







2018.8.16 神奈川県

<8.18>

待ちぼうけ

2日後、谷に入った途端に足元からミルンヤンマの♀が飛び出しました。産卵していたようですが、戻りません。
谷の気温は外より4℃位低く、この時期でも23℃に届かない状況です。いくら待っても♀は現われませんでした。
13時45分頃、目の前に♂が飛来して静止。今年は数が多いのか、連続して♂を見るのは珍しいことです。
前回と同様、15時半に帰る時も休止したままでした。今のところ、探雌行動は見られません。

♂ 静止








ふと頭上を見上げると、高い梢に♀が止まっていました。産卵する気配は全くありません。

♀ 静止



2018.8.18 神奈川県

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コシボソヤンマ 2018<8月②>

2018-08-21 | コシボソヤンマ

<8.16>

産卵探索

コシボソヤンマの産卵撮影です。例年の谷は見つけてから10年目、簡単に撮れる年と苦労する年が極端です。
♂は多い様子で11時頃から探雌行動が活発化しました。午前中、♀は一見たのみでした。最高気温31℃。

10時半頃の到着早々、崖の高い枝に♂が止まりました。探雌せず、15時半に帰る時も止まったままでした。

♂ 静止




13時前、探雌していた♂が休みに入りました。今度は低い位置です。









産卵の目撃は15時過ぎ。足元にいました。川に下りて寄った途端、上空に消えてそのまま戻ませんでした。

♀ 産卵



2018.8.16 神奈川県

<8.18>

秋の気配

2日後、再びコシボソヤンマです。交尾は早い時期に機会ありと踏んで行きましたが、♂、♀とも不活性でした。
空気も乾燥し一転して秋の気配、最高気温27℃止まり。急激な気温の変化に対応できていないかのようでした。
この日も最初に見つけたのは見上げる梢の♂。次も高い枝で休止する♂で15時半に帰る時も止まっていました。

♂ 静止


次の♂




13時前、2番目の♂の様子を見に行くと、すぐ近くの低い枝にもう1頭♂が止まっていました。











午後になって時折♀が飛来しました。多分同じ♀が現われてはすぐに消える繰返し。産卵した気配はありません。
♀が現われ、低い方の枝にいた♂が執拗な探雌を開始しました。飛ぶのはこの♂だけで1対1の攻防です。
14時頃、漸く産卵を始めましたが、♂を警戒して落着かず、撮影できないうちにすぐ上の枝に止まりました。

♀ 静止






産卵意欲はあるようでこの♀に期待。8分程で降りてきましたが、暗い崖下での一瞬の産卵を撮影すると行方不明。
広い範囲を移動したようで、数分後に戻った瞬間、♂に捕まり連結態で上空に消えました。この日はこれまで。

♀ 産卵

2018.8.18 神奈川県

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