ヤンマ探索記

トンボの観察記録です。

タイトルはヤンマですが、トンボなら何でも撮ります。
勿論、ヤンマが優先です。

マユタテアカネ 2020<9月>

2020-09-22 | トンボ科アカネ属

<9.17>

何時になく敏感

ルリボシヤンマ待ちの池、今年もマユタテアカネの交尾、産卵を撮影。何時になく敏感で寄らせてくれません。

交尾態






翅に斑紋がある♀


連結態 羽化不全か腹部が損傷した♀に何度も交尾を試みる


連結産卵 















2020.9.17 東京都

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ルリボシヤンマ 2020<9月③>

2020-09-20 | ルリボシヤンマ

<9.17>

水没の後

3日後、再びルリボシヤンマ。前回何度も目撃した産卵は1♀。不思議なことに殆ど産卵しない日があります。
♂もあまり飛ばず不活性。薄曇りで最高気温28℃、湿度が高く蒸し暑い日ですが、天候には関係なさそうです。

縄張り♂と侵入♂が争って片方が水面に落下、数秒間攻撃され2回噛みつかれましたが、そのシーンはピンボケ。
水没の♂はクモに襲われて絶命しました。7月には産卵中クモに襲撃されたネアカヨシヤンマを目撃しています。

落とされた♂


這い上がろうとする


少し飛び上って草に掴まる




飛ぶ力がないようで再び水没しました。そこにクモが水上を走り接近してきます。次の瞬間、襲われました。

クモが飛びつく ハシリグモの仲間か


30秒程暴れて動きが止まり、絶命


♂の縄張り飛翔。曇天で結構ホバリングが見られました。ストロボなしで撮りたいのですが、ぎりぎりの明るさ。

♂ 飛翔






別個体


別個体 結局ストロボに頼る状況に




♀ 産卵 日射しがあった午前中に撮影







2020.9.17 東京都

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ルリボシヤンマ 2020<9月②>

2020-09-18 | ルリボシヤンマ

<9.14>

構えていても

先週末の雨以降、漸く気温が下がり、前回から5日後のルリボシヤンマです。午後から曇で最高気温は28℃。
産卵する♀を襲う♂の絡みが目的ですが、撮れるかどうかタイミング次第。まずは産卵しないと始まりません。
目立つ所に着地した♀が無防備に産卵を開始。やがて♂が近くを飛び始め、確実に捕まる状況でチャンス到来。
カメラを構えて待ちますが、待つ間に♀の向きが変わり、そこに♂が襲来。思うようにはいきません。

♀ 産卵




連結の瞬間 この後、交尾態で樹上に




この日の産卵です。落着いての産卵は見られず、上の♀以外に♂の絡みもありませんでした。

♀ 産卵 綺麗な個体が1分もしないうちに飛立つ




別個体 約3分間で姿を消す






後翅に欠損のある上の♀が約50分後に再び飛来 約20分間産卵


ほぼ同時に飛来した♀と産卵場所を巡り珍しく小競り合いしましたが、それぞれ離れて産卵を開始しました。

別個体 すぐに草のなかに入り込んで行方不明


16時半、雨が強まって辺りが暗くなると想定どおり♀が飛来。♂が飛ぶことはなく開放水面で落着いて産卵。

別個体 雨中の産卵 最後まで見届けず




曇天で♂が少ないとはいえ、♀の目撃が多い珍現象。現われた♂は広範囲を飛んで結構な確率で♀を捕えました。

♂ 飛翔

2020.9.14 東京都

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ヤブヤンマ 2020<9月>

2020-09-15 | ヤブヤンマ

<9.11>

悲惨な姿

前回から2週間以上経過したコシボソヤンマの沢、産卵撮影に行きましたが、♂数頭が探雌するも♀の目撃なし。
午後にスズメバチが活発になり、うんざりしていると対岸から翅音がして、枯葉の間から青い複眼が見えました。
一体何が起きたのか。接近すると、キイロスズメバチに襲われてすでに動きが止まったヤブヤンマ♂の悲惨な姿。
まだ綺麗な個体です。休止中か休止に来て捕まったようですが不詳。近くにいたコシボソヤンマ♂は安泰でした。
以下の画像は時系列です。最高気温は32℃。

キイロスズメバチに捕食される♂




補食中は攻撃しないものと撮影していましたが、もう1頭寄ってきました。こうなると怖い。迷いつつ撮影続行。





後から来た個体が様子を窺いますが、獲物を分け与える様子はありません。一方、横取りする動きもありません。







頭部が喰いちぎられる直前




約7分間捕食して飛び去ると、次々に別個体が飛来しました。下に落とされた頭部が見えます。


2020.9.11 神奈川県

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ルリボシヤンマ 2020<9月①>

2020-09-13 | ルリボシヤンマ

<9.9>

不可解

気温が下がる気配がなく、今後の天候も不透明。行けるうちにルリボシヤンマの産卵撮影です。最高気温34℃。
正午直前、産卵を始めた♀が即刻♂に捕まりました。草のなかで縺れて低く飛び上がって落下、姿が見えません。
再び飛んで今度は見える場所に30秒程静止しましたが、草の間から撮れる位置が限られて久々に焦りました。
かなり抵抗して交尾態になっていたのが不可解ですが、この時点では♀の生殖器は♂の副生殖器を外しています。
そのまま飛び上って低い梢に止まり、交尾が一旦成立したように見えましたが20秒程で♀が逃げました。

交尾態 交尾は成立していない




次に飛来した♀も産卵前に♂に襲われました。抵抗して負傷し林に飛べなかったのか、近くの梢に止まりました。
頭部が捻じれた状態のまま2時間以上静止。その後、無事に飛立ったようです。

♀ 静止




次の♀も簡単に♂に捕まり交尾態で上空に。産卵が撮れないムードでしたが、14時半頃にやっと撮影しました。
最初にうちは草の裏で絶望的でしたが、待っていると撮れる所に出てきました。6回移動して約25分間の産卵。

♀ 産卵 約7分間の産卵


移動して約3分間産卵


ここは約1分間で移動


移動の間隔が短くなり、次の移動の約3分後、♂に見つかりました。しかし、草にしがみついて連結させません。
♂はあっさり断念、ルリボシヤンマでは珍しいパターンでした。♂の絡みは撮れませんでした。

連結失敗の♂が上空を飛び、身を伏せる


動じずそのまま産卵を再開


約7分後に移動して約5分間産卵




移動して約2分間産卵して終了








探雌行動は活発で、草に潜り込むように飛んで執拗に♀を探します。長いホバリングは見られませんでした。

♂ 飛翔





2020.9.9 東京都

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