ヤンマ探索記

トンボの観察記録です。

タイトルはヤンマですが、トンボなら何でも撮ります。
勿論、ヤンマが優先です。

ヤブヤンマ 2023<7月②>

2023-07-24 | ヤブヤンマ

<7.23>

異変

多摩のヤブヤンマの産卵撮影です。初回15日は1♀のみの飛来で、スズメバチに襲われて逃げてしまいました。
6月下旬に羽化を見に行っていますが、羽化殻も未成熟も目撃できておらず、今季の異変を感じています。

12時から待機して、やっと今季初の産卵を撮影しました。前回同様、♂は飛来せず活性化には程遠い状況です。
若い♀も見られ、活動時期が後寄せになっているのならよいのですが。昨日、梅雨明けし快晴。現地は32℃。

到着時の正午過ぎに産卵していた2♀のうちの1♀ 数分間で姿を消す




12時半頃に飛来した若い♀ 産卵基質が分かっていない様子で何度も石に止まり、約20分間転々と移動






20分程して2♀同時に飛来しました。若い方は先程の♀とみて追いませんでしたが、画像で確認すると別個体。

13時10分頃 同時に飛来した2♀のうち若い方で美しい個体 もう一方の♀を撮影中に消えていた




同時に飛来したもう一方の個体は到着時にいた♀の再来 腹部第9、10節に泥が付着している








この♀は石の壁の苔を好んで産卵していた


約20分間産卵して近くの樹上に休止 約2時間後に姿を消した


コシボソヤンマの成熟♂が飛来して池を飛び回った後、静止しました。以前、当所で未成熟♂を目撃しています。
知り得る生息地からは直線距離で約2キロ、林の中を飛んで来ているようです。

<コシボソヤンマ> 若い♂

2023.7.23 東京都

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マルタンヤンマ 2023<7月⑤>

2023-07-22 | マルタンヤンマ

<7.17>

猛暑日再来・2日目

連日の猛暑日、都区内の公園で成熟前のマルタンヤンマの探索です。昨日も半成熟♂を見たので止められません。
5日目にして未成熟♂を撮影し2年連続で目標達成。気温37℃でも湿度50%未満でやや凌ぎやすい日でした。
マルタンのぶら下がりは昨日の6♂、9♀を凌ぐ9♂、11♀と多く、そのなかで未成熟2♂、2♀の目撃です。
♀は兎も角、この時期に未成熟2♂を見るとは思いませんでした。羽化時期が分散して続いているようです。

午前の未成熟♂ 複眼は灰白色で腹部第3節から胸部の側面が黄色






午後の未成熟♂ 午前とは別個体で複眼が色付き始めている





撮りやすい場所に小移動した




半成熟♂ 複眼がライトブルー、胸部側面が黄色で腹部第3節は変色過程 右後翅が曲がっている


胸部側面にやや黄色みが残る成熟一歩前の美しい個体




成熟した♂






複眼に傷がある


水面際のぶら下がり


♀の未成熟は、これまでも大概の日に普通に目撃しています。これも珍しいことです。

♀ 未成熟 翅基部の黒班が未発達






梢の未成熟♀




成熟した♀

2023.7.17 東京都

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オオヤマトンボ 2023<7月①>

2023-07-21 | ヤマトンボ科

<7.16>

5年ぶり

都区内の公園で5年ぶりに出会ったオオヤマトンボの交尾態。比較的撮りやすい樹上でした。最高気温38℃。

交尾態





2023.7.16 東京都

<7.17>

昨日、交尾態がいた同じ一角に♀が止まっていました。最高気温は1℃低い37℃。

♀ 静止



2023.7.17 東京都 

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マルタンヤンマ 2023<7月④>

2023-07-20 | マルタンヤンマ

<7.16>

猛暑再来

3日空けて再び猛暑日。時期的に厳しくなりましたが、都区内の公園で成熟前のマルタンヤンマの探索続行です。
梅雨明け前でも最高気温が38℃近くに上昇、風がなく湿度が高めで過去にない程のぶら下がりを目撃しました。
なかでもマルタンが多く、目撃6♂のうち2♂が目的の半成熟。5日前の♂より少し若い個体に遭遇しました。

今季一番若い半成熟♂ 複眼がライトブルー、胸部側面が黄色




腹部第3節はブルーに変色前


落着かず何度も小移動




ほぼ同じ一角にいた半成熟♂ 上と比べて複眼が色付いている




胸部側面は黄色みを帯びているが腹部第2、3節はブルーに変色している


胸部前面の班が特殊な形


梢にいた成熟2♂




低位置にいた成熟2♂






目撃した9♀のうち驚くことに4♀が未成熟でした。成熟度合いはあまり変わりません。羽化が遅れているのか。

梢の未成熟♀ 一番若い個体




これも高い梢


地面近くの未成熟2♀




成熟した♀


飛ぶ前に腹部を屈伸する







2023.7.16 東京都

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ネアカヨシヤンマ 2023<7月②>

2023-07-19 | ネアカヨシヤンマ

<7.11>

今年も多い

都区内の公園では個体数が限られて、かつては殆ど見なかったネアカヨシヤンマのぶら下がりが増加しています。
昨年は多数目撃されたようですが、今年も多い様子。ただし、目撃数は日替わりでまったく見ない日もあります。
何が要因なのか不思議です。要は目立つ所に出てくるか否かですが、概して蒸し暑い日に多く目撃します。

3♂以上が出ていた11日、16日の撮影分を掲載します。それぞれの最高気温は36℃、38℃です。

12時20分頃の♂ 午前中に目撃した個体が移動したとみられる


12時50分頃の♂ 大概は地面近くに止まらない




14時30分頃の♂ 細い枝に止まっていた 同じ一角で別途1♂を目撃している



2023.7.11 東京都

<7.16>

11時20分頃の♂


12時20分頃の♂ 2時間程止まっていた


14時頃の♂





14時頃の♀ 当所で♀のぶら下がりは滅多に見ない



2023.7.16 東京都

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