<8.25>
林内の交尾態
ハネビロエゾトンボの交尾態の目撃は大半が産卵時の♀の捕捉ですが、時に水路から離れた林内でも見かけます。
林での探雌は稀で捕捉状況は不明ながら、猛暑日になると休息する♂、♀とともに稀に交尾態が止まっています。
水路ではホバリングが見られたものの、暑過ぎて面倒になり撮影していません。最高気温35℃。
林内の低い位置に止まっていた交尾態
日光直撃でも動かない
暗く低い位置で休止する♂
樹上の♂ 1m程奥に♀が休止しているが無関心
上の♂の近くにいた♀
2023.8.25 栃木県
<8.20>
最後のぶら下がり
今年の異常な高気温はいつまで続くのか。都心の猛暑日は年間の記録を更新中で、前日で20日目とのことです。
旧盆を過ぎてぶら下がりに行くことは滅多にありませんが、この状況下での都区内の公園の様子を見てきました。
曇天で都心よりも気温が低く最高気温34℃。気象条件は今一てもマルタンヤンマ2♂を目撃。♀はゼロでした。
今季は何度も行って今回で最後。締めの♂は自然光で撮れる所にいました。他のヤンマは没したようです。
♂のぶら下がり やっとストロボなしで撮影 この時期らしい個体
入組んだ枝の奥でぶら下がっていた♂ まだ綺麗な個体
2023.8.20 東京都
<8.18>
通常とは異なる産卵
久し振りにハネビロエゾトンボの産卵撮影です。以前は必ず撮りに行きましたが、ここ2年間撮影していません。
11時から1時間半程で8♀が飛来、うち4♀が縄張りの♂に即刻捕捉され、飛翔する♂が減少していきました。
捕捉されないと1分半以上産卵しますが、♂を警戒して変則的に動き、打水間隔は極端に短くほぼ連続的でした。
当所では比較的安定したホバリングをして時折打水するパターンが大多数ですが、どの♀も通常とは異なる行動。
容易に撮れるはずがピントは運任せでした。暑さに強いトンボでも午後の活動はさすがに鈍化。最高気温35℃。
やや長く約2分間産卵した♀の打水 5m以上の広範囲を石の陰に隠れるようにして移動 打水は予測不能
1分半程産卵した♀ これもホバリングする位置が定まらず突然打水 打水毎に方向転換した
通常の産卵ポイントから少し離れた暗がりで産卵していた♀ 珍しく連続打泥産卵 実際は石の苔
産卵に飛来した♀を捕捉した交尾態です。3対の着地を確認しましたが、撮れる高さに止まったのは2対でした。
高い梢の交尾態
別個体 どれも樹上高く飛んでしまう
流れの脇で休止する♂。気温上昇時に時々見る行動で他の♂が飛来しても無反応。縄張り行動ではないようです。
休止する♂ 寄っても飛ばない
午後の林内では2桁の♂と3♀の休止を目撃。高気温時に度々林内で見かける交尾態の目撃はありませんでした。
林内で休息する♀
2023.8.18 栃木県
<8.17>
暗くなってから
天候が少々安定したようで、5日ぶりに出かけました。狙いは気温が低下する夕方のルリボシヤンマの産卵です。
最初の♀の目撃は15時半頃。産卵したのか分からないうちに姿を消し、16時40分頃、多分同じ♀が飛来。
かなり暗くなってからの産卵で、今度は落着きました。晴れると相変わらず暑くなって最高気温は34℃。
16時20分頃 それまで飛ばなかった♂がホバリングを交えて探雌を始めた
♂がいなくなると♀が飛来して池の中央で落着いて産卵 17時以降もしばらく続く様子でも暗過ぎるのて退散
2023.8.17 東京都
<8.12>
待望のシーン
雨が降っても一時的で高気温が続きます。台風の余波でしばらく雨予報で晴はこの日まで。さて、どこに行くか。
迷いながら夕方のミルンヤンマの産卵に行きましたが、時期がやや早く目撃は1♀のみ。撮る前に飛びました。
ぶら下がりはどれも若く、これまでかと土手を見て回るうち、16時20分頃に静止する交尾態を見つけました。
よい場所ではありませんが、待望のシーンの撮影が実現。この時期に行って大正解でした。最高気温35℃。
竹藪の少し奥 小枝の見間違いかと半信半疑で接近すると交尾態が止まっていた 高さは水面から2m半くらい
発見から約40分後 交尾解除を待っているとスズメバチに絡まれて交尾態のまま樹上に飛んで見失う
若くて綺麗な♂のぶら下がり 1m近くに若い♀がいるが無関心
♂が飛来する前からぶら下がっていた若い♀ ♂も♀も17時半になっても動かず
別個体
<コシボソヤンマ> ぶら下がりの♂ ♀の目撃はなし
別個体
2023.8.12 東京都