鳥まり、参る!

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あの人をもっと見てよ、道具としてじゃなく。

2022年02月16日 | シリアス
【あの人は一生あの人として生きていくしかないんだから】

やや強いタイトルになってしまいましたが、言いたいのはこれだよなーと思って

昨日(2022年2月15日)に北京五輪フィギュアスケート女子シングルのショートプログラムがありました。

ダントツの金メダル候補生筆頭であるカミラ・ワリエラ選手を巡る○ーピング問題は私ごときが軽々しく考え無しの言葉を書いてはいけないと思うので特別どうこうは書きませんが…。

それともつながるのであろう感じたことについて書きます。

ワリエラ選手は初めて見た時から(もちろん映像です)

「ああー、特別繊細な人そうだなー」

と私は勝手に感じておりました。

愁い(悲しみ)というか憂い(心配)というか…彼女の顔はいつも泣き出しそうに見えてしまってね。

もちろん強靭な精神力で鍛錬をつみ、緊張をコントロールして激戦のロシア女子選手のエースになっているわけだけど、誰よりも脆そうに見えました。

そして成長期を考えると…

「短期集中でしっかりと金メダルをとって、ヤグディンのようにアマチュア引退するといいね」

と個人的に、勝手に思っていた。

(ヤグディン…ソルトレイクシティ五輪で金メダルをとったロシアの元男子シングル選手。

 『仮面の男』は歴史に残る名プログラムのひとつ)

「当然、金メダルはあの人だよね」

と予想された人がそうはならないのがオリンピックというもの。

どうなる…?

と思ってたら、これだもの。

うーん…。

ワリエワ選手のショートプログラム衣装と髪はよく似合っていたと思います。

しかし、ロシア代表のお二人…。

アンナ・シェルバコワ選手とアレクサンドラ・トゥルソワ選手は…私は似合うと思えませんでした。

髪も衣装にあわせて染めているのかな?なんだか…プログラムのための衣装、衣装のためのヘアメイクって感じてしまって、

「それぞれに素晴らしくても、これは彼女自身に似合うものや輝かせることを優先したものではないよね」

って私は思っちゃったのよ。

そういうところも、なんだか周りの大人たちが

「その人自身」

をちっとも見てない気がしてしまってさ。

尊重していないっていうか…。

「私は人間じゃありません、ただの作られた兵器です」

みたいな台詞が昔のアニメか漫画であった気がする。

その人自身ではなく、与えた役割ばかり重視して、作り上げていくような…そんな無慈悲さを私は感じてしまう。

彼女が・彼が、役割を全うできなくなっても

「代わりはいくらでもいる」

のかもしれない。

でも、その人はその後も人生があるんだよ。

生きていかなくちゃいけない。

その人として。

それを…先に生きる者たちは、きちんと考えて保護するべきなんじゃなかろうか…。

今の役割も大切だけど、幼い人たちが…未来ある若者たちが必ずいきつく“先”も考えてあげてほしいんだよな。

うーん

あとね、この競技のみならず…スポーツだけじゃなく芸能や一般社会にも言えることですが、過酷すぎる体重コントロールについてもすごく心配しています。

摂食障害はもっとも死の危険を伴う精神疾患なのだと読んだことがある。

患者さんの苦しみを垣間見ることもしょっちゅうある。

そんな地獄にいざなうのだろうか…先を生きる人たちが、教え導くべき人たちが、守るべき人たちが。

そしてそうさせてる大元って…。

なんだか色んな意味で、

「きちんと見て!!!」

って示されているような気持ちです。

明日がフリー。

どうなるんだろう。

私は、できれば幸せであってほしいの。

多くの人に。

未成熟な幼い人たちは特に。

うーん…こればっかりだ。


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