【カサンドラ妻ちゃんシリーズ】
今回はこの記事(→・とあるカサンドラ妻のTOKYO2020。)で初登場してくれた友達・カサンドラ妻ちゃんのお話です。
「私は発信しないから、よかったら書いてよ」
と言われたのでありがたく
カサンドラ妻ちゃん=以下Kちゃん。はこの夏、とある短期バイトをしてそこで興味深い体験をしたという。
Kちゃんと同じ頃契約社員として働き始めたAさんという女性が
「私ってHSPで、なんでも敏感に察知しちゃうし人の気持ちがわかりすぎちゃって辛くなっちゃうんです」
と語る人だったという。
※ハイリー・センシティブ・パーソン(Wikipedia)
「私ってHSPだから」
を理由にAさんはこれができない、あれができない、そして
「だから大変なの(チラッチラッ)」
…これをやる人で、Kちゃんも
「こ、これは…」
と思っていたある日、同じ班の先輩契約社員さんが
「うん、わかる。
大変だよね。
私も○○でメンクリ通って治療してるから、大変なのわかる。
でもさー、そんなこと言うなら治療するなり工夫するなりなんかあるでしょ。
人に迷惑かけて振り回したあげく職場でかまってちゃんとかどうなの?」
ときっぱり嗜めた。
泣き出すAさんにさらにイラッときたのか
「あなた、自分のこと繊細だとか人の気持ちがわかりすぎるとか言うけど、自分のことしか考えてない。
人の気持ちにあまりに鈍感で無関心。
人がどう思うか、どんなに大変か想像しようともしない。
それのどこがHSPなんだ!
困ってるんなら、ちゃんとした病院で検査受けて正しい治療をしろ!
人に迷惑かけて開き直るんじゃない!」
…はっきりと先輩はこう言ったそうだ。
そして、次の日にAさんは会社に来なかった…。
(あるよねー…)
この事件があったので、翌月のカウンセリング(Kちゃんはメンクリで毎月のカウンセリングと、眠れない時用の睡眠導入剤を処方してもらっている)でKちゃんはドクターに聞いてみたそうだ。
「先生、自分はHSPだって言うこういう人がいて、○○で治療受けてる先輩がこんなことを言って怒って。
私もHSPってなんだろうって調べてみたんですが、けっこう症状がASDの夫に似てるんです。
それに、自分が調子悪い時もHSPっぽい症状あったなって思えるんです。
HSPってなんなんでしょう」
それに対しての答えはこうだったらしい。
「HSPっていうのは精神医学の概念じゃなくて、だいたい自己啓発の人が使う言葉だからね。
私が考えるのは、たとえHSPと定義される症状が出て困っていたとしても…。
それがASD・ADHDといった発達障害だから出るのか、うつや双極性障害の進行の途中でその症状が出ているのか、あるいはパーソナリティ障害や発達性トラウマ障害なのか、それで対処は全然違ってくるからね。
だいたい健康な人でも調子悪い時はそういう症状って出るものだし。
自分や周囲が困っているのなら、なぜその症状が出ているのか早めに受診してほしいですね。
貧血だったり過労だったり、あるいは自律神経が乱れていると誰でもHSP的傾向は強くなると思いますよ」
(※発達性トラウマ障害…心的外傷後ストレス障害の中で、発達障害に酷似した症状が表出すること、らしい)
Kちゃんはそのちょっと前にN○KのHSP特集番組を視たばかりだったので
「なんでそんな大事なことをちゃんとテレビで教えてくれないんだっっ!!!」
とショックを受けたという。
テレビでは
「HSC・HSPは素晴らしい才能」
みたいな感動物語に終始していたから。
ドクターは淡々と
「精神医学、メンタル不調への偏見が強い人っているからね、番組スタッフがそうだったんじゃない?」
と答えたらしいよ
なるほどなあー…。
そういえば、インディゴチルドレン・レインボーチルドレンという言葉・概念がスピリチュアル業界で流行った時も
「インディゴチルドレン・レインボーチルドレンは、波長の低い人々に発達障害や知的障害といった間違ったレッテル貼りをされることがあります」
と書いてあったし、それを読んだ有識者たちは
「まーた子どもが定型発達じゃないことを認められない母親から金をむしりとろうとする奴らがわいてるよ」
と白い目で見ていたものだ。
普通じゃないといけない、メンクリ案件はダメ、これは素晴らしい才能…。
そこに、日本の病理があると考えてしまうなあ
今回はこの記事(→・とあるカサンドラ妻のTOKYO2020。)で初登場してくれた友達・カサンドラ妻ちゃんのお話です。
「私は発信しないから、よかったら書いてよ」
と言われたのでありがたく
カサンドラ妻ちゃん=以下Kちゃん。はこの夏、とある短期バイトをしてそこで興味深い体験をしたという。
Kちゃんと同じ頃契約社員として働き始めたAさんという女性が
「私ってHSPで、なんでも敏感に察知しちゃうし人の気持ちがわかりすぎちゃって辛くなっちゃうんです」
と語る人だったという。
※ハイリー・センシティブ・パーソン(Wikipedia)
「私ってHSPだから」
を理由にAさんはこれができない、あれができない、そして
「だから大変なの(チラッチラッ)」
…これをやる人で、Kちゃんも
「こ、これは…」
と思っていたある日、同じ班の先輩契約社員さんが
「うん、わかる。
大変だよね。
私も○○でメンクリ通って治療してるから、大変なのわかる。
でもさー、そんなこと言うなら治療するなり工夫するなりなんかあるでしょ。
人に迷惑かけて振り回したあげく職場でかまってちゃんとかどうなの?」
ときっぱり嗜めた。
泣き出すAさんにさらにイラッときたのか
「あなた、自分のこと繊細だとか人の気持ちがわかりすぎるとか言うけど、自分のことしか考えてない。
人の気持ちにあまりに鈍感で無関心。
人がどう思うか、どんなに大変か想像しようともしない。
それのどこがHSPなんだ!
困ってるんなら、ちゃんとした病院で検査受けて正しい治療をしろ!
人に迷惑かけて開き直るんじゃない!」
…はっきりと先輩はこう言ったそうだ。
そして、次の日にAさんは会社に来なかった…。
(あるよねー…)
この事件があったので、翌月のカウンセリング(Kちゃんはメンクリで毎月のカウンセリングと、眠れない時用の睡眠導入剤を処方してもらっている)でKちゃんはドクターに聞いてみたそうだ。
「先生、自分はHSPだって言うこういう人がいて、○○で治療受けてる先輩がこんなことを言って怒って。
私もHSPってなんだろうって調べてみたんですが、けっこう症状がASDの夫に似てるんです。
それに、自分が調子悪い時もHSPっぽい症状あったなって思えるんです。
HSPってなんなんでしょう」
それに対しての答えはこうだったらしい。
「HSPっていうのは精神医学の概念じゃなくて、だいたい自己啓発の人が使う言葉だからね。
私が考えるのは、たとえHSPと定義される症状が出て困っていたとしても…。
それがASD・ADHDといった発達障害だから出るのか、うつや双極性障害の進行の途中でその症状が出ているのか、あるいはパーソナリティ障害や発達性トラウマ障害なのか、それで対処は全然違ってくるからね。
だいたい健康な人でも調子悪い時はそういう症状って出るものだし。
自分や周囲が困っているのなら、なぜその症状が出ているのか早めに受診してほしいですね。
貧血だったり過労だったり、あるいは自律神経が乱れていると誰でもHSP的傾向は強くなると思いますよ」
(※発達性トラウマ障害…心的外傷後ストレス障害の中で、発達障害に酷似した症状が表出すること、らしい)
Kちゃんはそのちょっと前にN○KのHSP特集番組を視たばかりだったので
「なんでそんな大事なことをちゃんとテレビで教えてくれないんだっっ!!!」
とショックを受けたという。
テレビでは
「HSC・HSPは素晴らしい才能」
みたいな感動物語に終始していたから。
ドクターは淡々と
「精神医学、メンタル不調への偏見が強い人っているからね、番組スタッフがそうだったんじゃない?」
と答えたらしいよ
なるほどなあー…。
そういえば、インディゴチルドレン・レインボーチルドレンという言葉・概念がスピリチュアル業界で流行った時も
「インディゴチルドレン・レインボーチルドレンは、波長の低い人々に発達障害や知的障害といった間違ったレッテル貼りをされることがあります」
と書いてあったし、それを読んだ有識者たちは
「まーた子どもが定型発達じゃないことを認められない母親から金をむしりとろうとする奴らがわいてるよ」
と白い目で見ていたものだ。
普通じゃないといけない、メンクリ案件はダメ、これは素晴らしい才能…。
そこに、日本の病理があると考えてしまうなあ