鳥まり、参る!

ご覧いただきありがとうございます。
日々のいろいろなことを記録しています。

勉強と忘れ物の“それ以前”。

2023年07月15日 | シリアス
【見落とされ零れ落ちて】

「勉強ができない…」

「いくらなんでも忘れ物が多すぎる…」

学生さんのよくあるお悩み。

今は問題があると即発達障害と結び付けやすい気もする。

実際にそれで検査してみたらLD=学習障害。だったりADHD=注意欠如・他動症。だったりが見つかることもあるのでしょう。

今回書くのはそういうのではなくて

「それ以前の教えと練習が欠けている悲劇」

についてです。

ある男性の自叙伝に

「学校は小学校の時点で何もかもついていけなくて、授業が苦痛で仕方がなかった。

 書けないどころか読めない文字すらあった。

 暗算なんてできたことがない。

 当然のように零れ落ちて生きていくことに。

 でも成人してからあるオッチャンと仲良くなり、読み書き算数から教えてもらった。

 学校では何を言われても何も理解できず覚えられなかったのに、オッチャンに教えてもらったらなぜかちゃんと覚えられた。

 こうして、やっと自分はふつうのバイトができる頭になった」

…こんな記述があって、彼ほど重症でないにしろ、実は多い事例なんじゃないかと考えさせられた。

勉強は丸暗記じゃないよと言われますね。

でも実際は、丸暗記しなければ勉強のスタートラインには立てません。

平仮名、カタカナ、漢字、数字、英単語…全て丸暗記してなんぼでしょ?

「勉強とはまず暗記すること」

という大前提が抜けているとダメなんですよ。

コンセントが入ってない・充電もしていない電子機器が動かないのと同じです。

私の友人に中学教師をやってる人(もちろん学生時代は優等生ちゃん)がいるのですが、教師になって人生初めて

「落ちこぼれといわれる子ども達の頭の中」

を知ったそうだ。

こんなのです。

暗記を何もせずに…例えば

「Do you have a pamphlet in Japanese?」

という英文を和訳せよ、という問いに対して文法どころかどの単語の意味もひとつも覚えていないのに、天からの啓示というか奇跡的なひらめきが脳内で起こってバーン!と正解をはじきだせると思い込んでいるんだって。

で、それができないから

「勉強は苦手」

「英語は向いてない」

と放棄する。

いやいや、まずは単語を暗記して文法を暗記して…って大前提がない。

優等生ちゃんからしたら

「そんなことある?!」

って思うけど、考えてみれば日本の教育なんて置き去りが主流。

一言も生徒が喋らない授業もありふれていますよね。

義務教育なら0点取ったところで何もない…せいぜい怒られて終わりでしょう。

「勉強の大前提がこの子どもはわかってない」

とどれだけの教育者が思い至るのやら。

忘れ物問題もけっこう似ていて、忘れ物をしないためには

・明日持ってくるものを知り、記録する。

・記録を見返して、準備する。

・それを持って登校する。

この段階が必要。

でも忘れ物魔の子どもは

「どこで知るの?」

「記録ってなに?」

「準備ってなに?」

だと思う。

また、これを練習して一人で出来るようになるまで家族のサポートがあったかも重要になってくるよね。

一発で覚えられる子もいるでしょうが普通は最初から上手くはできない。

残念ながら多くの学校でこんな基礎以前の基礎は教えてくれないでしょうし、ましてや練習なんかできないよね。

怒るだけでしょ、せいぜい。

なんかねえ…。

切なくなるね、あんなに長時間学校にいさせられるのに。

時間はたっぷりあるのに。

現実こうやって零れ落ちちゃう子はたしかにいるんだもの。

「そんな蛮族みたいな人いるの?」

ってもし意地悪に笑っちゃう人がいるのなら、それもまた品格って教えてあげられないんだなーと思い知る事象だと考えてしまいます。

はあ。

お子さんには…幼き人・若き人には幸せであってほしいわ。

自分は無能だと恥じて生きるのは苦しい






はじめての方向きの記事と対面カウンセリングのご案内です♪

※対面有料カウンセリングやってます。


※スキンケア記事・まとめ。


※宝塚の娘役さん風・ナチュラルメイクレシピまとめ。


※有名人さん風メイクレシピ・まとめ。


※大学1年生のための外見魅力アップ講座『ホンカワ』!


※モテ服関連記事・まとめ。

この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« お盆ですね。 | トップ | 真夏の下着事情。 »
最新の画像もっと見る

シリアス」カテゴリの最新記事