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原作版『魔女の宅急便』は2巻が特に好き。

2021年08月19日 | 言いたい放題
【子どもでも安心して読める、けどリアルであたたかい物語】

ここ数日、角野栄子さんの『魔女の宅急便』(有名なジブリ映画版の原作)をお風呂で読んでいます。

1982年に連載開始し、2009年に最終巻が出るまで続いた長い物語。

ちなみに全6巻です。

私はイラストレーター・こよりさんの絵が一番好みだったので角川文庫版で買いました。

お風呂で読むときはもちろんカバーは外すけど。

前にも書いたかもしれませんが、私は2巻が好きで好きで。

つい2巻ばっかり読み返してしまいます。

幸せなエピソードとシリアスなエピソードの配分が心地よくて、

「生きるとは」

「働くとは」

「個性とは」

「片想いとは」

を優しく穏やかに、しかしリアルさをきちんと伴って描いてるなと思う。

特に後半…コリコの街の年末年始エピソードと、最後にお母さん魔女・コキリさんにくしゃみの薬(風邪薬)の作り方を習いにいくエピソードが好きですね。

実家に帰ったキキが

「ここでずっと生きてきたんだ。

 何も変わってない。

 でも私の生活はもうコリコの街にあって、今はお客さんとしてここにいるだけなんだ」

と感じる場面は共感する人多いんだろうな~。

中盤くらいに

「自分の大切な仕事がときに、人を傷つける手助けをしてしまっているかもしれない」

と“自分の中心点”が揺らぎ、悲しいめぐり合わせでショッキングな出来事にも遭遇してしまい、自信をなくしてしまう課程が描かれてます。

これはジブリ映画版の飛べない・ジジの言葉がわからないエピソードの億倍素晴らしいよ。

私もジブリ映画版好きなんだけど、原作と違ってあれは宮崎さんの空想の範囲って感じがした。

トンボが好きで苦しくて…からのスランプみたいだったもんね。

まるで恋だけが成長のイニシエーションかのような。

ついでに書けば、映画版のトンボは山口勝平さんのみずみずしい演技でかなりごまかせてるけど

「イケてる、男社会カーストで上位ってこういうこと」

みたいな粋がったキャラ設定になってるのでモヤモヤ。

研究者肌、興味があることに猪突猛進!な理系さんの何が悪いのだろう。

それも魅力的じゃないか~。

原作版は特に女性キャラがリアルで、キキはいい子だけど“汚れなき清らかな乙女”ではまったくない。

でも応援したくなるキャラだし、それでいいと思うんだよね。

清濁あわせもつのが人だもの。

セクシーシーンももちろんないよ。

大人になってから&原作しっかり読んでからジブリ映画版を見ると

「貨物列車エピソードいらなくない?」

となってしまう…サービスシーンいらんのだ。

気になった人はぜひ、原作の1・2巻だけでも読んでみてくださいね








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