え~ハードなスケジュールの出張ではございましたが、二日目、泊地である宮崎市内から目的地の指宿は山川町に移動する間にちょうど1時間ほど時間が取れましたので、前回は時間がなくって外周(?)のみ散策いたしました知覧特攻平和会館に立寄ってまいりました。
もちろん言うまでも無く、何よりもまず若くして南海に散った御霊の安らからならんことをお祈りしようと言う気持ちはございましたが、展示内容も何も事前に調べる事も無く、会館を拝観すること自体は前回外からチラッと見えたゼロ戦が間近に見れて問題なけりゃ写真も撮れれば良いな~っていうぐらいの極々軽い気持ちで、拝観料500円也を払って中に入ったのでありますが・・・
入口のホールを抜け一歩展示室に入りますと壁一面にお亡くなりになった隊員の皆さんの遺影が掲げられその前にガラスケースが置かれており、ほかの拝観者の皆さんが熱心に中をご覧になっておられましたので、何かいなと私も覗き込んでみますというと隊員の皆さんがご両親やご家族に宛てた最後の手紙や色紙などが展示されておりました。 で、やはり昔の方は若くても達筆やな~と妙な所に感心しつつ、読むとは無しに文面を目で追っておりましたら・・・・・あかん!胸が詰まって読まれへん。 ただでさえこの歳になると涙腺が緩んでしまっておりますのに、国のため、君のため、家族のために、前途ある若い命を喜んで差し出す純粋で一途な気持ちと、文章の裏にひっそりとしまいこんだご両親ご家族、それに思い慕う相手への思いがひしひしと伝わってまいりまして、とてもじゃありませんがたった一通の手紙すら最後まで読み通すことができませんでした。
いや~軽率でございましたねえ・・・ここは時間が空いたからといって、軽い気持ちで物見遊山に入る所ではございません。英霊と真摯に向き合い、感謝と自省の気持ちを持って今の自分あり方、生き方を見つめなおすための場所だったのでありますよ。 で、当初は展示されている飛行機や装備品の類をじっくり観ていこうと思っておりましたのですが、隊員の出撃前の気持ちに思いを馳せております間に、あっと言う間に時間が・・・・・ってことで、屋外に展示されてます映画撮影にも使われたレプリカの写真だけ一枚撮って、早々に引き上げる事に・・・・・(^^;
まま、次回ここを訪れる際にはタップリと時間を持って、襟を正して拝観しようと思います。皆さまも機会があれば是非・・・・私も何度か特攻隊員の手紙は本や雑誌の特集で読んだことがありましたが、やはり肉筆で書かれたものを直に読むとでは彼らの思いの伝わり方が全く違いましたので・・・・・。
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