え~平日は朝飯を食べない私(そら、いくら何でも朝の4時から朝飯を食べる気には・・・なりませんわな・・・w)でございますが、会社に着いて一仕事終えてそろそろ他の社員が出勤してくる8時ごろにもなりますとちょいと小腹がすいてまいりまして、あれやこれやと食べ物の事が脳内をグルグルグルグルグルグルグルグル廻りはじめるのでございますが・・・今日は少し冷え込みも緩んでおりますが寒いことには変わりないってことで、すっかり午前中は鍋焼きうどんモードだったのでございます。
どうも鍋焼きうどんと言うと“おばちゃんの食べ物”というイメージがございまして“男が鍋焼きうどんを食べる!”ってえと、くたびれた背広を着たエエ齢した小太りのオッサンがうどん屋の片隅で汗をふき拭き食べてる図とか、背ばかり高くてなまっ白くてひ弱そうな若者がチマチマとおてしょうに取りながら食べてる図が頭に浮かんで何だかやるせない感じがするものでございますが、わたしゃ前世が“おばちゃん”なのか気が向きゃ真夏(ちなみに写真は8月に家族亭で撮ったもの・・・w)でも食べるぐらい鍋焼きうどんが大好き!なのでございますよ。(爆) 大体ですね、何処の麺処でもそうですが2大巨頭といえば“天ざる”か“鍋焼き”と相場が決まっておりまして、単品ではその店の最高価格を競いあうメニューなのでございますからして例えて言うなら“天ざる”が紳士の横綱メニューなら“鍋焼き”はおばちゃんの横綱メニュー。なめてかかったらアキマヘン!(爆)
鍋焼きうどんの楽しさは何といっても具の豊富さ・・・“天ざる”が天麩羅と言うエリート部隊だけに頼っているのに対し“鍋焼き”はその店の具材のほとんど全てを投入した総力戦。海老天鶏肉蒲鉾焼餅といった主役級を春菊干し椎茸白葱白菜という名脇役陣で引き立ててタマゴで締めるという豪華な配役は、他のうどんには真似できないまさに横綱の面目躍如といったところでございましょう!これら名優達をチビチビつまみつつ熱々のうどんをフーフー言いながら啜る嬉しさは、関西人の私めをして“けつねうろん(←きつねうどんの事ね!)なんかはアペリティフか前菜みたいなもん。やっぱメインディッシュ張れるのは鍋焼きしかおまへんがな!”と言わしむるに足る魅力なのでございますですよ。(笑)
でもって、もう一つのお楽しみは躍動感(?)溢れる御姿。 シュンシュンと沸き立ちながら供される賑々しいその姿は、天然ものの真鴨を使った鴨南蛮にも活車海老を使った天麩羅うどんにも逆立ちしたって真似できない芸当でございまして、判っちゃいながら土鍋の蓋を開けるたび“おぉ~!”とどよめいてしまうのは私だけ??(笑) 逸る心を抑え土鍋の底から沸き立つ泡を愛でつつ、湯気が少しおさまるのを待つ間は鍋焼きファンには応えられないまさに至福の瞬間と言わずして何と申しましょうや。(爆)
さてさて魅力満載の鍋焼きうどんでございますが唯一の欠点はとにかく時間がかかること。 注文して供されるのに他のメニューより5分は余裕をみないといけませんし食べるのも盛り蕎麦をたぐるようなわけにはまいりませんので・・・昼休みに皆で食事に行って一人鍋焼きを頼むなどという暴挙に出たりしたら、一発で空気の読めないヤツっていう烙印を押されて一生うしろ指をさされることに・・・w。 残念ながら男にとって鍋焼きうどんは、いくら美味しくてエンターテイメントであっても身内以外とは食べることが出来ない幻のメニュー・・・やっぱりおばちゃん達の横綱メニューなんですねえ。(爆)
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