陋巷にさまよう (野を拓く 第2部)

プアなわが道とこの世を嗤笑するブログ

菅 有能

2011-05-17 08:36:28 | Weblog
昨夜は大笑いをしてしまいましたがな。
同じお人も多かったことでござりましょう。

何かと申すに、
昨夜帰宅したら、家人がパソコンをいじっておりましての。
何をやっているのかと聞いたら、
テレビ(たけしのTVタックル)で
Google で「菅 有能」と検索したら、「もしかして:菅 無能」と出る、
というのでやってみたらホントウに出た、という。
冗談かと思いながら画面を見たら、そうなっておりましたぞ。
本件、2チャンネルで4月から話題になっていたそうですなあ。

今朝、念のために、このブログを書きながらやって見ると、もう出ませんがな。
「菅 有能」や「菅 無能」で検索する者が多いため、「もしかして」が出なくなったのでござりましょう。
Google の「もしかして」は、ほぼ「間違ってますよ」の意ですからなあ。

笑いながらも、しかし困ったものでござります。
仮にも一国の総理でござりますからなあ。
外から見れば、国民全体が無能に見えるのでござりますよ。
いや違った。
見えるのではなく、実際そのとおりなのでござりますがね。

▼福島第一原発:
1号機のみならず、2・3号機もメルトダウンだという。
2カ月を過ぎて、何を言うておじゃるのでござりましょう。
隠蔽できなくなったのか、ホントに分からなかったのか、
前者であればとんでもないことだし、後者であればアホまる出しですがな。

この震災・津波・原発事故で、あぶり出されたのは、
東電や政府・役所のみならず、国全体のあちこちが、制度疲労+ニンゲン疲労でマンエンしている、
そういう現実でござります。
誰の目にも見える状態になってしもうたですからなあ。
ゆとり教育は、子供のみならず、国民全員をもウスラボンヤリにしてしまったのでござります。
ワタシなんぞ、オノレのウスラボンヤリはトシのせいかと思うていたのだが、
それだけではなかったようでござりますよ。
マ、今ではワタシ一人ではないと知り、大いに安心しておるのでござりますがね。

話が戻って、1・2・3号機がメルトダウンだとすると、
もう現地には住めませんがな。
避難者にはお気の毒だが、もう帰宅は諦めた方が宜しいですなあ。
避難者のみならず、ワレワレも、  
現実を直視すると、何が見えてくるのでござりましょうなあ。
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寛大な国民

2011-05-16 08:50:39 | Weblog
新聞社の輿論調査(朝日)- 
●損害賠償の一部にあてるため電気料金が値上げされるとしたら?
 納得できる  48%
 納得できない 43%

●あなたの家庭で15%削減が達成できるか?
 達成できる  52%
 厳しすぎる  33%

●菅内閣を支持するか? 支持しないか?
 支持する   26%(前回21%)
 支持しない  51%(前回60%)

ほう、ほう。
日本国民は寛大でござりますなあ。
それも「超」がつくほどに。
見上げたものでござります。
これなら、更にどん底に落ちても、お気楽にやってゆけるでありましょう。
生き抜くには、その位の方が宜しいのでござりましょうなあ。

損害賠償にあてるための電気料金値上げを是とされる方は、
電気料金を一種の税金と考えておるのでござりましょうかなあ。
ドジな経営どころか、犯罪的な経営の穴埋めを是とするのですからなあ。

家庭での節電も、「達成できる」が半数を超えているのであれば何とかなるかも。
内閣支持率も、底固いですなあ。
カン氏なんぞ、内心小躍りしているでござりましょう。
フランスでのサミット出席も大成功間違いなしでござりますなぁ。
それを踏まえ、国会での懸案事項の処理もどんどん進むでありましょう。

復旧・復興も、誰の目にも見えるほどに進んでいるし、
日本の社会は、明るさが増してきましたぞ。
結構なことでござります。

東京電力の会長(勝俣何某)と社長(清水何某)の役員報酬は、
それぞれ 7,200万円とのこと。
÷360日で、1日20万円の計算でござります。
当初は、それを半減との発表であったから、1日10万円、年間3,600万円であったのでござりますなあ。

いえいえ、地震・津波・原発事故に関し、それ以前及び事故発生後の対応で、
かくも素晴らしい、目覚ましい対応をしておられるのでござるゆえ
ゼロ(全額返上)を撤回し、
現状にマルをもう一つ加えた報酬で宜しいと思いますぞ。
福島の被災者の方々も、もろ手をあげて賛成するでありましょう。
いやはや、日本国民の忍耐強さには感心させられますなあ。 
ワタシなんぞは、到底及びもつきませぬ。
ワタシが社会の落伍者になる所以がこの辺りにあるのでござりましょうなぁ。
日本の未来は輝いておりまする。 
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地震(43)-1号機メルトダウン

2011-05-13 08:52:10 | Weblog
福島第一原発1号機-
原子炉圧力容器の冷却水の水位は燃料棒が完全に露出するほどで、
燃料棒は圧力容器の底に溶け堕ちているそうな。
それどころか、外側の格納容器も損傷し、水が漏れ出ているそうな。
報道では、1号機の完遂は困難で、収束に向けた工程表は見直し必至なんですと。

ふむふむ。
マスコミは先走りすぎですなあ。
ご心配にはおよびませんよ。
東電の工程表は、そんなことなんぞ先刻織り込み済みでござりますよ。
あらゆる事態を想定した工程表になっておりますからね。
間違っても、希望的観測だらけの工程表な~んてことはありますまい。
子供じゃあないんだから。

え?
子供以下なんですと?
まさか!?

▼社会保障『改革』-
厚生労働省が「改革の方向性と具体策」を公表したそうな。
どんな内容だか知らないが、
当初、「百年安心」と言うていた現制度の「改革」だから、
きっと「千年安心」プランの骨子なのでござりましょう。
この時期、わざわざ「千年」プランなんぞ出す必要はないと思いますがなあ。

ヨサノをはじめ、「人生90年を前提にした支給年齢引き上げ」を提唱する声も多い。
ワタシが立案するなら、高齢化が進む中での「千年安心プラン」は、
寿命150歳を前提として、支給開始年齢を130歳にすると良いと思いますがなあ。
これなら、制度そのものが危急存亡に陥ることはござりますまい。
安心できますぞ。
え?
そんな制度は意味がない?
じゃあ、改革案も五十歩百歩ではござりませぬか。 
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地震(42)-原発賠償の枠組み

2011-05-12 08:55:57 | Weblog
福島第一原発での損害賠償の枠組みが固まったそうですなあ。
東電の支払いを支援する「機構」を作るんですと。
ビッグなところには国がカネを出す世の中なんですなあ。
「国が」は「国民が」ですからなあ。
プアな者もリッチな者にカネを出す仕組みを作るとは、面白い世の中でござります。
且つ、リッチな基盤(地域独占)には手をつけず、ですからなあ。
今回、手をつけるべき根幹の一は、「地域独占」問題だと思いますがなあ。
表面だけ取り繕っても、何の意味もござりませぬ。
いや、そういうことを言うてはいけませぬなぁ。
今の政治にそんなことを期待するのは、猫に家事をさせようとするのと同じでござりますからなぁ。

電力各社も賠償金の一部を負担するが、
関電首脳は、「年間数百億円の負担なら経営合理化の範囲ではなく、電気料金の繁栄せざるを得ない」
と言うておるそうな。
火の粉をはらおうとしているんだろうが、何を考えているんでしょうなあ。
目先のことしか見ていないんですなあ。
心の中では、今回は福島の問題でジブンは関係ないと思うておるのでござりましょう。
そういう考え方や発言は、何だか懐かしい感じがしますなあ。
ワタシの生き方とそっくりでござりますからなあ。

懐かしいといえば、
福島の方も同じでござりましょうなあ。
口には出さないだろうけど、心中複雑な想いで懐かしく感じている人もいることでござりましょう。
何がって?
二か月がたち、現地での復旧&復興はどんどん進んでおるが、
立派に進む復興を目にして、それをぐいぐい引っ張る先導者を眩しく眺め、
ムカシを思い出していることでござりましょうからなぁ。
ほれ、約150年前のことでござりますよ。
確か、カン大総理の出は長州でござりましたなあ。 
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地震(41)-東電の追加リストラ策

2011-05-11 08:52:39 | Weblog
4月25日の東電リストラの追加策が発表されましたなあ。
2週間後だから(東電としては)異例の速さででござります。
ワタシは3年後かと思うていましたからなぁ。

その内、給与がらみの内容は、
●役員報酬の削減額拡大
 会長・社長・副社長の計8人は全額返上、常務は60%削減
 (当初:常務以上は報酬の50%、執行役員は40%削減)

なんだそうでござります。
社員は、当初のママなんですと。
現下の事態を鑑みると、当初の策は策に値せず、今回のものもまだまだ甘ちゃんでござります。
現状認識がなっていませんなあ。
それが全てを物語っておるのでござります。
政府筋から言われたから、ポーズだけは示さなあかんと思うたのでござりましょう。
経営陣のレベル、すなわち東電のレベルはこの程度なのでござりますなあ。

まるでワタシと同じでござりますよ。
この、アタマとココロとフトコロのプア三冠王と何ら変わらないのでござります。
一体、この日本はどうなっておるのでござりましょうなぁ。
原発事故が起こるまで、優良企業と評されていたのが、
フタを開けると、何とまあ、プア企業そのものでござりましたぞ。
マトモな仕事(電力供給&賠償)もできないくせに、報酬・給与だけは一丁前以上とは、
ふ~む。
企業の鏡でござりますなぁ。
かくありたいものでござります。 
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地震(40)-復興実施本部:自公参加拒否

2011-05-10 08:54:00 | Weblog
自民・公明の両党は、「復興実施本部」に参加しないそうですぞ。
これで、カン大総理が野党に参加を呼びかけ、カメイが調整している復興実施本部は頓挫ですなあ。

日本史上類をみないステーツマンのカン大総理がこの指とまれと言うているのに、
何故に乗らないのか、不思議ですなあ。
大総理に盾突いたら、後世、ケチョンケチョンに評価されますぞぇ。
何せ、カン大総理は、巨大震災・津波・原発三重苦の世の救世主でござりますからなぁ。
震災&津波は歴史上何度も起こるっているが、原発がからむのは史上初で、
そこに登場するリーダーは、メシアであるに決まっておりまする。
今、右往左往していても、千年後にはそんなことは忘れ去られるのでござりますよ。

自・公の皆さんや。
オノレの判断が正しい証を、今、そして後世に伝わるようにしておかねばなりませぬよ。
そうでないと、イスカリオテのユダのようになりますぞ。
証しがないまま時間がたてば、世の評価なんてアテになりませぬからなあ。

8日夜のNHKスペシャル「浮世絵ミステリー」、
ギリシャでの肉筆画の発見から写楽の正体を追った番組だが、
今までの数多くの説を肉筆画から論破し、結論を能役者の斉藤十郎兵衛であるとしていましたぞ。
時間がたつと、かくも分からんようになるのでござりますからなあ。
しかし、この番組は面白うござりましたよ。
永田町劇も、真似たらよいと思いますがなあ。
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地震(39)-原発運転停止

2011-05-09 08:44:42 | Weblog
6日(金)夜、帰宅した時、テレビでカン大総理が何やら言うていた。
「原発の運転を全て停止する」と。

お! すごい決断でござる、と思いましたぞ。
理念の民主党、信念の大総理の真骨頂でござりますなあ。
しかし、よく聞くと、その内容は「浜岡原発の」でござりましたよ。
な~んだ、でござります。
現下の状況で浜岡原発の継続(再開)運転には、いろいろな困難が伴うでしょうからなあ。
片方のリスクを避けた、ということでござりましょう。

この決断には賛否両論があるだろうが、
しかし、東海地方の人にとっては朗報でござりますよ。
何故か?

⇒ドジな者のドジな決断は、常にドジな結果をもたらすからでござります。
つまり、今回の決断で、次の巨大地震は東海地方には起こらないことが確実になったのでござります。
ワタシは、次の超巨大地震は「東海地震ではない」ことを確信したのでござります。

え?
次の巨大地震が、いつ、どこで発生するかなんて、人智では分からんではないか?
確率で判断するしかない、ですと?
まあ、それも一理ありますがのぅ。
プアな人生を歩むワタシには、天の配剤の一端を感じることがありましての。
天は奇妙な配剤をなさるのでござりますよ。
それを考慮すると、次は少なくとも東海地震ではないのでござりますじゃ。

東海地方の皆さん、よかったですなあ!
首都圏の人も同じでござります。
カン大総理のおかげで、当座の危機は回避できたのでござりますよ。
逆に、他地域のお人は危機にさらされたのでござります。
さあて、どうされますかな?

一方、この決断はいかにも民主党&カン大総理らしいではござりませぬか!
「国は要請しただけ」で、
「中部電力が原発停止を決めても、あくまで自主判断」やと言うていますからなあ。
この責任回避の姿勢だけは、徹底していますなあ。
まさに信念の人でござりますなあ。
ワタシなんぞ、カン氏の爪のアカを煎じて飲みたいものでござります。
そして、少しでもカン大総理の域に近づきたいものでござります。 
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地震(38)-東電の賠償責任

2011-05-06 08:52:33 | Weblog
世の中は連休だったようで、結構でござりました。
日本は、(一部地域を除き)天下泰平でござりますなぁ。
近間の行楽地は人でいっぱいだったようでござりますよ。
え?
連休はまだ終わっていない?
今日も休みですと?
今日休んでいるお人は、それはご自身の勝手でござりましょう。

東電の福島第一原発事故の損害賠償問題に関し、
センゴクが「東電が完璧に国の援助のもとにやりきること、電力供給を欠けることがないよう保証することの二つが原則」
と言うたそうな。

このお人も定見なく、好き勝手なことを言うておりますなあ。
カン&エダノの「東電の賠償額に上限を設けるべきではない」に、チクリと一言多く言うてござるよ。

東電の賠償原則なんぞ自明のことではござりませぬか。
簡単かつ当然のことですぢゃ。
-「自力で必要な賠償をすること」でござります。
勿論、賠償を理由とする電気料金の値上げなんぞ不可でござります。
自力では出来ない?
そんなことはありませぬ。
しんどいことはやりたくない、と言うているだけでござります。

そして、地域「独占」なのだから、供給責任なんぞ当然のことでござります。
供給責任は荷が重いというなら、独占体制を解体すべきでござりますなぁ。

そういう当たり前のことに、何故に言及するのか?
東電解体を睨んでおるのでござりましょうかなあ?
いえいえ、そうではござりますまい。
せいぜい、オノレはカンとは違うぞと言うてみたのでござりましょう。

▼ビン・ラディンが米国に殺害されたんですと。
最初から殺害を意図するなんぞ、好きし放題でござりますなあ。
拘束しても、その後がやっかいだと思うたのでござりましょうよ。
一方、殺害は事実なのか? という疑問もない訳ではござりませぬよ。

▼「10年後は、よりよい社会になっていると考える新入社員が過半数」
-日本能率協会のアンケート結果なんだそうな。
新聞の解説によると、大震災からの復興と、その先の日本に希望を抱く人が多いとのこと。

違いますなあ。
ワタシの解釈では。
単に、そう思いたいだけ、希望&願望の結果でござりましょうよ。
そう思わんとやってられませぬからなぁ。
しかし、世の意識調査は、なにゆえに表面的な回答ですませるのでござりましょうかなあ。
その先、次の深層が一番大事なのでござりますがなぁ。

上の記事を見て、家人が言うておりましたがな。
『今の若い人は能天気なんやね~』
家人も脳天気な人なのでござります。
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地震(37)-国家公務員給与1割削減

2011-05-02 08:52:54 | Weblog
5月でござりますなあ。
新聞を見ると、連休らしき記事がありますなあ。
行楽シーズンで結構でござりますよ。
朝の電車に乗っている人の数は、気持ち少ない程度ですかなあ。
ご苦労様でござります。

政府は、国家公務員給与を1割引き下げる方針を固めたそうな。
復興財源確保の一だそうで、
連休明けに公務員労働組合に提示し、交渉を始めるとのこと。

え?
2割ではござんせんでしたかな?
確か、民主党は「総人件費2割削減」と言うていましたぞ。
カン大総理は、ついこの間まで「不退転の決意で」と言うていましたからなあ。

あ、失礼をばいたしました。
今回の1割は東北復興のためであり、2割とは別でござりますな!
すると、今回の1割+当初の2割で、計3割になるのでござりましょう。
しかし、想像するに、組合は「1割では不足」という反応を示すでござりましょうよ。
2割、3割、いやひょっとすると5割という逆提案が出るかも知れませぬなあ。
何せ、日本をリードする優秀な方々でござりますからね。
ジブンが何をすべきかは、ヒトに言われなくても分かっておるでありましょう。
これで十分とは言えないが、国をあげての復興の一助になりますなあ。
具体的に一歩一歩前に進みつつありますなあ。
よかった、よかった。

新聞によると、
「菅内閣の復興への取り組みに期待できると思いますか。期待できないと思いますか」に対し、
 a)期待できる  27
 b)期待できない 55
だそうでござりますよ。
おやおや、意外でござります。
カン大総理は、意欲マンマンでござりますよ。
何故に、期待できないのか、不思議でござります。
復興のための会議体や組織をいっぱい作っておるではござりませぬか?
それらを作るために渾身の力を注いでおるのだから、もう少し暖かく見守ってさしあげませんとなぁ。
それらは議論を重ね、数年後には素晴らしい計画・施策・政策が提言されるでありましょう。

かくも日本の未来は輝いているにも拘わらず、
国民の意識が必ずしもそうでないのは何故でござりましょうなあ。
現代の世界七不思議の一つでござりますなあ。
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