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マユミは日本全国の山地(沖縄を除く)に自生し、古くから庭木や盆栽として親しまれている。
マユミの名は、枝が弾力性に富み、弓の材料として利用されたことに由来するという。ニシキギ科に属し、材は密で堅く、美しい木目が好まれ、こけしや将棋の駒などの代表的な材料にもなっている。
別名、ヤマニシキ(山錦木)とも呼ばれるように秋の紅葉が好まれるが、それにもまして、冬枯れの山野における薄紅色の実の美しさは格別である。(写真は仮種皮でこの中に赤い実がある)
リンク:ふるさとの歴史
マユミは日本全国の山地(沖縄を除く)に自生し、古くから庭木や盆栽として親しまれている。
マユミの名は、枝が弾力性に富み、弓の材料として利用されたことに由来するという。ニシキギ科に属し、材は密で堅く、美しい木目が好まれ、こけしや将棋の駒などの代表的な材料にもなっている。
別名、ヤマニシキ(山錦木)とも呼ばれるように秋の紅葉が好まれるが、それにもまして、冬枯れの山野における薄紅色の実の美しさは格別である。(写真は仮種皮でこの中に赤い実がある)
リンク:ふるさとの歴史
里山の中に咲くマンサクである。
花はひっそり遠慮がちに咲くためかあまり目立たないが、林にまっ先に春を告げる。
マンサクという名については、枝いっぱいに花をつけるので満作(万作)と名づけたと言う説、他に先駆けて”先ず咲く”が語源といった説がある。写真のように山林に咲くマンサクの花は小さく、満作と呼ぶには少し違和感を覚える。(もっとも花が大きく、花数も多い園芸種は満作でも合うのかも知れないが)
一方、これら語源とは別に、中村浩氏は「植物名の由来」という本の中で次のような説を唱えている。
マンサクの花を手に取りよく見ていると、この花はシイナ(冷害や干ばつなどにより実が入らず殻が細くねじれたもの)に似ており、これはシイナ花だと直感したという。各地の方言を調べてみると、シイバナとかシシバナと呼んでいる地方があった。そこで、もしもこの花がシイナを表すものであるとすれば、満作どころか、凶作を意味することになると思ったという。民族学では「実名敬避性」といって、たとえば、水辺のアシをヨシ(悪しを善し)と言うように、忌詞をその反対語で呼ぶことがあるという。
このようなことから、マンサクはかつてシイナとかシイナバナとか呼ばれていたものが、この忌詞を嫌って反対語の満作(万作)としたのではないか、という説である。何となく納得できる面白い考え方だ。
(写真:郡山市逢瀬町にて)
寒中1月、白木蓮の冬芽(花芽と葉芽)である。
冬至芽とよぶ地方もある。
白木蓮は、木蓮(ふつうは紫木蓮をさす)の近縁種で、
春先の里山や庭に華やかさを添える。
毛皮のような包葉をまとったこの冬芽の姿は、まさに自然の妙、
造化の妙である。
(写真:郡山市台新せせらぎこみちにて)