この時期の里山歩きの楽しみは、ヤマユリの花に出会うことにある。
とくに、木漏れ日のもとで見る花は、まさに豪華、華麗で「ユリの王様」にふさわしい。
ヤマユリは、和名のように日本特産の一つで、日本人は、縄文の昔から鱗茎(球根)を食用にしていたという。
世界的に知られるようになったのは、ウィーン万博(1873年)が契機とされるが、あの有名な「カサブランカ」などオリエンタル・ハイブリット種は、ヤマユリの交配種にあたる。
本当に立派なヤマユリを見るためには、手入れの行き届いた「里山」を守らなければならない。
木漏れ日に 咲きし山百合 峠道 堀尾 早苗
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