あさか野の四季

      写真歳時記

山百合(ヤマユリ)の花

2015年07月24日 | 里山や野原の花

この時期の里山歩きの楽しみは、ヤマユリの花に出会うことにある。
とくに、木漏れ日のもとで見る花は、まさに豪華、華麗で「ユリの王様」にふさわしい。
ヤマユリは、和名のように日本特産の一つで、日本人は、縄文の昔から鱗茎(球根)を食用にしていたという。
世界的に知られるようになったのは、ウィーン万博(1873年)が契機とされるが、あの有名な「カサブランカ」などオリエンタル・ハイブリット種は、ヤマユリの交配種にあたる。
本当に立派なヤマユリを見るためには、手入れの行き届いた「里山」を守らなければならない。
     木漏れ日に 咲きし山百合 峠道   堀尾 早苗


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蔓荔枝(ツルレイシ)の花

2015年07月07日 | 家庭菜園に咲く花

緑の中の黄色が何とも鮮やかである。
ツルレイシなどと言う難しい和名が付いているが、ニガウリ(漢名で苦瓜)、ゴーヤー(沖縄地方など)のことである。この和名は、イボに覆われた果実の外観などが、中国原産の果樹のレイシ(荔枝)の実に似ることに由来するとされる。

ニガウリは、ビタミンCが豊富なことや、その独特な苦味(モモルデシン)が胃腸の働きを高めて食欲増進・夏バテ防止などに効果のあることが知られるようになり、一般に広く利用されるようになっている。

また、最近は日除けのためのグリーンカーテンとしての活用も多く、見ても食べても、そして環境にも良い、まさに万能野菜である。(写真:近くの家庭家庭菜園にて)

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