孟宗竹の若可愛らしい芽が顔を出し始め、タケノコの旬を迎える。
もっとも、旧暦では、立夏の末候(新暦の5月15日~20日にあたり)を「竹笋生ず」と表しており、真竹のタケノコが出る頃を旬としていたのかも知れない。
竹は中国原産であるが、「孟宗」は漢名ではなく、冬に母のために筍を採りに行った親孝行な子供の名前だとか(牧野原色植物図鑑)。筍医者や筍生活と言った面白い言葉にも親しみを感じる。
いずれにしても、タケノコご飯や煮物など、あの香りとシャキシャキ感がたまらない。(近くの竹林にて)
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