あさか野の四季

      写真歳時記

山茶花(サザンカ)

2011年11月29日 | 庭に咲く花

晩秋から初冬、庭を彩るサザンカの花は美しい。
白、淡紅、濃紅そして一重、八重と花の色や形も多様で面白い。

古くから茶花として好まれ、いまも庭木や生垣として人気が高い。 木枯らしに耐えて咲くこの花に、人は優しさとともに力強さをみるのかも知れない。

中国では山茶は椿のことで、山茶花は茶梅と表すという。 どこかで取り違ったようである。 (写真:郡山市大槻町内にて)


木守柿(きもりがき)

2011年11月28日 | 暮らしの歳時記

晩秋、収穫が終わった柿木のこずえに数個の実が残されている。 これは「木守柿」といわれ、かつてはどこででも見られた風景である。

すべてをもぎ取らない理由も、今年の豊作への感謝と来年への願い、
自然(神)への捧げもの、小鳥たちへの贈り物などと土地によって様々である。

いずれにしても、人が自然の恵みへの感謝、自然との調和を願ってのこと であろう。日本人の優しい、繊細な心があらわれている。
(写真:郡山市大槻町内にて)