美しく気品のあるフジの花は、日本の春の風物詩の一つとして多くの人々に愛されるが、花が終わると振り向かれることは無い。
写真は、そのフジの実(莢)である。冬の寒さから実を守るためか、堅い莢の表面がビロードのような短い毛に覆われている。多くの本に、莢の中の実(豆)は炒るなどすれば食べられないことは無いが、煎じて下剤に利用するものなので、毒を含むと記されている。
試しに、実をフライパンで炒って中身を取り出してみた。色、形で味も銀杏そっくりであったが、食べるのは2,3粒に止めた。
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