あさか野の四季

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雪虫(ゆきむし)

2021年11月12日 | 暮らしの歳時記
 

 今年も雪虫の飛ぶ姿を目にする季節になった。
雪虫とはアブラムシの仲間で、白い蝋物質を分泌する腺をもつ種類の総称とされる。普通アブラムシは、羽の無い姿で夏を過ごすが、晩秋から初冬になると羽を持ったものが現れ、越冬のために産卵場所へと移動する。この時の白い綿のような蝋物質を身にまとって飛ぶ姿が雪を思わせることからこう呼ばれる。
 雪虫は風に弱く、移動性高気圧に覆われて風の無い時を選んで飛び始める。一般にこの時期は、高気圧が過ぎると冬型の気圧配置となり初雪が降り出すことも多い。
 このようなことから東北、北海道では、雪虫の出現が冬の訪れを告げる風物詩とされている。

リンク:ふるさとの歴史


 

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