ゲンノショウコは、夏から秋にかけて山野や道端などで白い可憐な花を咲かせる。西日本では紫紅色が多いとか。
名前の由来は「煎じて飲めば瞬く間に下痢が止まる」の意味でこう名づけられたとされる。
ゲンノショウコは、江戸初期からセンブリやドクダミとともに民間生薬の一つに数えられ、干して煎じて飲めば下痢止め、腸薬など、優秀な整腸生薬として使われてきている。
中国では、薬草として利用されていないようであるが、日本では「医者いらず」「たちまち草」などの別名が生まれるほど広く利用されてきたことが面白い。
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