あさか野の四季

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野襤褸菊(ノボロギク)の花

2017年01月12日 | 里山や野原の花

 ノボロギクは、厳冬(1月)にもかかわらず花を付け、綿毛を飛ばしている。
 この植物は、ヨーロッパ原産の帰化植物で、明治の初めに入ったとされている。道端や田畑の畔に一年中みられるが、畑では強勢雑草などとして冷たく扱われている。
 和名は、野に咲くボロギク(サワギク)の意だとされる。ボロの由来については、集まって咲く頭花の様子がボロ切れのように見えるからと言う説(牧野植物図鑑)や、冠毛がボロくずのようだからと言った説があるようだ。いずれにしても、私にはどう見てもボロには見えない。
 あまり目立たない植物であるが、この生命力には、ただただ脱帽である。

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