
陽だまりに数個の瑠璃を見つけた。
立春過ぎとはいっても、真冬日がつづくこの時期、
可憐でひときわ鮮やかな花は、ひと時、寒さを忘れさせてくれる。
オオイヌノフグリは、ヨーロッパ原産の帰化植物である。
在来種のイヌノフグリに比べやや大型であることからこの名がある。
それにしてもこの名前、果実が犬のふぐりに似ているからとは言え、
花の印象との乖離は大きい。
在来種には、ヒョウタングサやテンニンカラクサといった上品な
別名がある。しかし、なぜか定着しないのが面白い。
(写真:郡山市大槻町内にて)