同窓会ブログで、広島県在住の友人が木下夕爾の句をラジオ深夜便で聞いたと投稿した。小生もラジオ深夜便の愛聴者である。午前2時以降を聞く機会が多く、聞き漏らしたようである。
木下夕爾の、
“家々や菜の花いろの灯をともし”
は、俳句を習い始めた頃、図書館で借りた「日本の名俳句100選」(金子兜太 選)を読んで強い印象に残った句であった。
飾らない素朴な句の持つ力に心を打たれたのだが、この作者が、広島県福山市と三次市を結ぶ福塩線の万能倉(まなぐら)生まれとはまったく知らなかった。
同窓生の投稿文には、
「じっくりと見て、撮ってきたのがこの写真です。JR西日本の福塩線 府中⇔福山のちょうど中間点に位置するところです。
この句碑と木下夕爾についての説明は省略させてもらいますが、興味と多少時間のある方は次のURLで見てください。
http://libwww.gijodai.ac.jp/cogito/essey/shiki12.htm
*【旅のレポート】 木下夕爾の故郷*・・・というものです。私の下手な説明よりは分かりやすく、読み応えのある内容になっています。」とあった。
今日、蛍光灯があかあかと灯り、とても菜の花色からは縁遠くなったが、我々世代ならどうにかこの風景が思い出されるのではなかろうか。
本当にいい句を紹介してもらった。