田園調布の山荘

「和を以て貴しとなす」・・ 日本人の気質はこの言葉[平和愛好]に象徴されていると思われる。この観点から現代を透視したい。

子どもたちに美しい地球を贈ろう(3)温暖化対策は藻に任せろ・・・生命の力を信じて

2008年01月13日 13時59分16秒 | 時評
 小学校時代、大気中には窒素が80%弱、酸素が20%、炭酸ガスが0.03%、あと稀少元素、アルゴンとかクリプトンとかであると教わりました。教え方が悪かったせいか、または考えが浅かったせいか、私はこれを永久不変のものとして受け取っていました。ところが、大学で化学や生物学や地質学を学んでいくうちに、空気というものは地球の活動の産物で、その成分はこれから幾らでも変わりうるということを知りました。今、生物の生存に欠かせない酸素も、かつて全くなかった時代があり、これからも百万年、千万年という単位で考えるときには、「無くなるかも知れない」ことも学びました。地球は自己運動をしているわけですから、人間は地球の自己運動の一部分ですし、取るに足らない弱者であることはいうまでもないことです。地球から見て取るに足らない存在に過ぎない人類が、地球の危機や環境問題を論ずることは、変なことのように思われますが、生物としての人間が少しでも長く地球上で生き残るためには、自分で自殺をしてはならないことです。 . . . 本文を読む