田園調布の山荘

「和を以て貴しとなす」・・ 日本人の気質はこの言葉[平和愛好]に象徴されていると思われる。この観点から現代を透視したい。

191106  朝の散歩 昼の散歩(222)・・・サツマイモ談義【3】

2019年12月23日 21時08分59秒 | 昭和の寺子屋、田園調布本町

 

 

飲まぬ夜は ちじにものこそ 悲しけれ わが身一人の上戸 ならねど(読み人知らず)

ぼろぼろと 赤米、栗の朝飯に 喉かくれ行く 口惜しぞと思ふ(柿本芋丸)

蛸・烏賊に タケノコなどを白みそに ふしかきいれて 胡麻をふりかけ(山辺赤芋)

見渡せば 花紅葉よりカライモを いずれも同じ 秋の夕めし(読み人知らず)

米もなき 身には 栗をも持たずして 里芋ばかり 秋の夕めし(同)

台風が常襲しても、少々の干ばつでも、土の中で力強く芋は育つ、そして大して豊凶の差がない。長期保存ができないため穀物のように動かせないが、穀物と同じようにつぶしがきく。燃料としても飼料としてもポテンシャルが半端でない。名産の黒豚はカライモで育った。トウモロコシやサトウキビ、キャッサバなどと並びこれを資源作物という。地球の未来、人類の未来に貢献するサツマイモの魅力は尽きるところがありません。

 


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