四季の花々と風景

日々目についた花々や風景の雑感

2020.11.09 三尾の紅葉訪ねて①

2020-11-09 | 日記

 数日前のテレビニュースで取上げられた京都高雄の紅葉が見頃とかで、急に出かけてみたくなり、11月6~8日の「もみじちゃんまつり」を外して出かけることにしました。
 寒くなるということで薄手のセーターを上着の下に着込んで出かけました。
 京都の紅葉といえば、光明寺、南禅寺、永観堂、圓光寺、詩仙堂などはここ最近に出かけたこともあるのですがこの「三尾」といわれる高雄(尾)山神護寺・槙尾山西明寺・栂尾山高山寺の紅葉はまだということで楽しみに出かけました。ただ、以前に訪ねたことがあるように思いだし、パソコンの写真を探すと2013年の5月、青もみじの季節に数人のグループで京都西山ハイキングコースで嵐山までおり、松尾山まで登っていました。ただし私は山頂まで行けず、途中でギブアップしたのを思い出しました。因みに当日の歩数記録を調べたら35,001歩でした。


 天気も上々、JRバスで「高雄フリー乗車券」800円で京都駅8時発と早めの出発です。立命館大学前経由「栂尾行き」ということで、混雑を心配しましたが平日の月曜日、もみじまつりの後ということか学生さんも10人弱でゆっくり座ることができました。バスからの一枚。


 栂尾バス停と高山寺裏参道口。最初はバス停に近い高山寺で、宗派は真言宗系の単立寺院とのこと。
創建は奈良時代、実質的な開基は、鎌倉時代の明恵上人。鳥獣人物戯画絵巻や絵画や文書など多くの文化財を伝える寺院として知られていて、また境内が国の史跡に指定されており、「京都の文化材」として世界遺産(初めて気付きました)に登録されているとのこと。今年の紅葉は寺人に尋ねるとやはり例年に比べ少し早いらしい。


 拝観入り口の苔むせた屋根に紅葉いっぱい。


 「石水院」の入り口と上は上は手前の白壁塀。7年前の写真は入り口までで、石水院には入っていませんでした。入ってみると、拝観開始時間が8時30分と早いのには驚きましたが、まだ9時過ぎと時間が早かったので拝観者は3~4人でした。


 石水院で有名な善財童子像(明恵上人が敬愛したという善財童子)と欄間に富岡鉄斎筆「石水院」の横額。


 鳥獣人物戯画絵巻。昔、教科書だったか? 外で見るのは初めて。


 山号[高山寺」と称される所以の額(鎌倉時代)。


 ゆっくりと紅葉や庭を眺め、味わうことが出来ました。


 開山堂へ向かう道に大きなスギの切り株。


 開山堂。


 北山杉と紅葉。


 金堂と金堂前の手すりもない急な坂道、以前も境内を一周しましたが降りなかったように思いました。左の空地が目立っていて前回訪れた時は草むらにスギ木立があったのではとすっかりかわったような気がしましたがわかりません。


 日本最古の茶園:明恵上人が栄西禅師から贈られた茶種を育て、宇治茶は栂尾の苗木を移植して栽培されたと伝わるそうな。


 茶園を最後に訪ねた時、参拝を済ませ裏参道を帰って行く人たち。私は表参道を西明寺へ向かいましたが、長いので次回とします。

 


 

 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする