いよいよ三番目の高雄山神護寺です。
高野山真言宗遺迹(ゆいせき)本山の寺院。本尊は薬師如来、開基は和気清麻呂。この高雄山寺と天長元年(824)に河内の神願寺とを合併して「神護国祚真言寺」(略して神護寺)と改められたとパンフやホームページにある。
高雄橋を渡って参道入り口まで来たとき、7年前には拝観せず左へスルーしたのを思い出しました。
参道入り口。わ~ 石段長いなあ。どこまで続くんだろう?
折り返してもまだ続いています。
茶屋も三軒目。
参道から下に茶店の座敷。
石段最上部、紅葉の落ち葉が目を楽しませてくれました。
石段は400段とも? 結構きつかった。楼門を出たすぐの境内から駐車場があり車が何台か停まっていました。車でも上がって来られるんだ。
残念! 楼門は改修工事中で覆いを被っていました。
楼門をくぐると広い境内、松の中に紅葉が目立っていたので。
和気清麻呂公霊廟。
金堂への石段脇の明王堂。
紅葉に挟まれた石段上に見える金堂。この石段の勾配も結構きつい。手すり無し。
上がりきると堂々の金堂。上がりきった所では一番ひいても屋根が入り切りませんでした。
金堂脇からその上の多宝塔。
多宝塔のところまで上がってしまいました。拝観の人影もなしです。
境内の端から紅葉を写す人たち。
堂内に上がりました。本尊の薬師如来は暗くて全体像は確認出来ましたが顔などは見ることは距離もあって出来ませんでした。また、最近肖像が話題となっている伝源頼朝像の複製も展示されていました。
線香の煙越しに見る参道方向の景色。
石段の上から。
石段下から。
手前から毘沙門堂、五大堂からの石段と金堂。
金堂の屋根がちょっとだけ望める石段と紅葉。
弘法大師ゆかりの大師堂。
金堂屋根の鬼瓦。一枚百万円の寄進を募っていました。
かわらけ投げの方には寄らずに楼門を出た石段坂上の紅葉、鮮やか。
上から見ると結構急坂です。
登ってきたとき確認した茶屋「硯石亭」で陽も隠れて少々冷えてきたので温かいソバを食べて、しばしの休憩、ゆっくりしました。
休憩後、茶屋を出て石段を降りかけるとパラパラと降ってきました。それこそ一時的な時雨かと思っていましたが結構雨脚も強くなって、建物の軒先や木の下で雨よけの人たちを見ると携帯傘を持ってきて「良かった」と、つくずく思いました。雨に濡れ、ツルツルしかけた石に気をつけながらの帰り道でした。これが本当の「北山時雨」かなあ。
帰りもJRバスで帰ることを決めていたので、近くの山城高雄でも良かったのですが始発の栂ノ尾バス停まで引き返すことに。
途中、先に寄った西明寺への指月橋も雨の中。
バス停に着いて発車時間(13:39)を待つ間に雨も止んで陽ざしが戻って来ました。
京都駅に帰ってきました。お寺も、紅葉も十二分に見られ、満足の一日でした。