龍体力学覚え書き

中央競馬メインレース雑感・ジョギング日誌・夢日記・読書備忘録、アレルギー持ちのぼやき、その他諸々

「運動神経の科学」読了

2022-07-22 12:33:24 | book
講談社現代新書「運動神経の科学」(小林寛道著)を読了。

かつて「ランスマ」で観たが、福島和可菜さんが実力アップのためにトレーニングジムに通っていた際に利用していた独特のトレーニングマシンがあった。おそらくその発案者の本。「誰でも足は速くなる」というサブタイトルがそそる。

過去40〜50年間で、スプリンターのトレーニングの際に重要視された筋肉に、4つのトレンドがあったそうな。トラックが土から全天候型に移行したことをはじめ、さまざまな理由があるようだが、

1期 大腿直筋・腓腹筋
2期 ハムストリングス
3期 大腰筋
4期 脊柱起立筋・腹斜筋

と、脚から体幹部へと変化しているのだとか。

いまでは脚だけ鍛えていればよいというわけではなくて、すっかり総合的なトレーニングが求められるということなのね。

1期から2期への移行期に、この著者のアドバイスを「じゃあものは試しに・・・」と首をひねりながらでも試してみたコーチのいた中京大から、短距離の有力選手が立て続けに複数出たとのことで、そういう「歴史的事実」を伝え聞いたかもしれない?同校出身者の某名物監督がいま大学駅伝界で覇権を握っているのも、先進的な考え方を試行錯誤しつつ率直に取り入れてみる柔軟性を持っているから・・・とも言えるだろうか?

あの人物には何か「裏」の有りそうなオーラも漂っているけれども・・・。

閑話休題。

ナンバ的な動きへの記述も繰り返しみられるし、やはり素人が効率的な動きをする上で、同側の動かし方に注意を向けるのは無駄ではなさそうな印象をもった。何せ、東大のセンセの本で「ナンバ」だから。

この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« アディダスのbostonシリーズ... | トップ | 先週のJRA重賞と週中の交流重... »
最新の画像もっと見る

book」カテゴリの最新記事