龍体力学覚え書き

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「最高の走り方」(弘山勉著)読了

2020-01-08 12:36:52 | book
年末に買って目を通していた「最高の走り方」(弘山勉著)を読了。

今年、久しぶりに箱根駅伝に出た筑波大の駅伝部の監督さんの本。なにせ、筑波のセンセともなると、それだけで説得力が増すイメージ(普通の私立大の駅伝関係者よりも)。

想定している読者はサブ4以上とのくくりではあるが、ギリギリサブ4の自分にもきっと学ぶところもあるはずと購入した。だが通読した率直な感想は、もっと速い人向けだな・・・というもの。言葉を変えれば、もっと向上心のある人向けというか。

「最高の1歩」にこだわれ!というコンセプトに基づき、フォームやトレーニングを解説してくれており、若くて向上心のある人には(たとえ今はあまり速くなくとも)参考になること大!なのではあるまいか?

もちろん、速い人にはさらなるレベルアップのためのヒントが満載だったりするものと推察。

その「最高の一歩」に関する最後の工程ともいえる「離地」の部分の解説には、地面を押したあとにジャンプする瞬間、もう一押ししてから斜め60度前上方にベクトルを向ける(実際はそれで45度で跳躍する)とあって、さぞかし歩幅が広がりそうだ!、よーしどれどれ!・・・と年末のジョグ中に試してみたところ、跳べるようになるどころかむしろ間延びする感じで、結局のところ期待通りの歩幅の数字にはつながらず、勝手ながら、これは身体能力のある人向けやろ!?・・・という結論に。感覚と動作が一致していないにしても・・・。

しかし、「身長とBMIの考え方」(64ページ)にある、身長のある人はBMI低値が望ましい・・・という提言には素直に従うつもりだし(説得力を感じた)、「痛みや故障から走りの弱点がわかる」(86ページ)の「足裏の痛み」の項目を読んで、ウオノメによる足底の不快感のある自分にとって、「未熟なフォアフットが足裏を痛みやすくさせる」という記述にも、大いに説得力があった。

なにせ、前への乗り込みを意識し、フォアフットもどきのシューズの前方での着地にこだわるようになって以降、ウオノメ周囲の違和感増大に直結していて納得せざるをえないのだ。

それから93ページ以降のトレーニングに関する記述は、レベルごとの数値や目安が目白押しで、参考になりそうでまさに「保存版」。ダニエルズさんの書籍よりももろもろわかりやすくて好み。

結論。買って後悔なし。

今年2020年、現状よりもフルマラソンのタイムを5分短縮したいという密かな野望を実現するのに役立てたいと思う。3万のヴェイパーフライネクストも買えば可能性はより高まるかもしれないけれども・・・。

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