農家の息子の菜園blog

シニア男性による趣味の菜園と家業の稲作についての記録。Since 2007/9.26

え?水田迷子って

2024年06月01日 |  ├代かき

△ブログ主家の水田目指して

植え代かき(代かきの仕上げ)に初めて挑戦したブログ主。


△先週、荒しろかきを済ませた水田

2列進行3列後退のらせん式しろかきをイメージしながら、水田に入った
まではよかったが、目印になるものがほぼ皆無の状態には大いにとまどって
しまった。途中、自分がどこを通ってどこに行くべきか、全く分からなく
なった時間帯が何度もあった。

いい年をして、一種の「迷子」状態である。「水田迷子」なる自分だけの
新語を思いついて苦笑いしたくらいなので、気持ちには余裕があった
ようだ。

おそらく、二重にしろをかいたり、逆にかき残したりしたところが多々
あったはずだが、ドンマイである。

始めから上手にやろうなどと欲張ってはいけない。


△雑な仕上がりに、めげてはいけない

何はともあれ、植え代かきは、縦1回、それに外周で終了。時間的には
約3時間。1週間前の荒代かきの半分にも満たない時間である。

なお、代かき終了後、明後日の田植えに備え、田に水を入れた。



2か所の取水口を開けると、水田の水は見る見るカサを増して行った。水の
カサは、当然、師匠筋のTさんのマネをした。



<追記:要注意>

田植えの直前には水を抜いておかなければならない。今年も、その水抜きは、
Tさんにやってもらっていたことを、田植えの時に聞いた。



(終わり)
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荒代かき備忘録①

2024年05月28日 |  ├代かき

△荒代かき横方向の途中(SNS家族グループ投稿の写真より)

ブログ主の荒しろかきデビューの様子は、スマホのカメラで写真に取って、
SNSの家族グループにも報告した。この画像も家族グループに投稿した
1枚だ。

後日、この画像を見ながら、あらためて大切なことを思い出した。

荒しろかきでの最初の横方向の代かきの際、かき残しの筋を意図的に
作っておかないと、2回目の縦方向の代かきの際に、全く何の目印も
なくなり、困ったことになる。一面が泥水の平面になってしまうと、
自分がどこを通ったのか分からなくなってしまうのだ。

今回は、偶然、意図しないままに1回目(横方向)のかき残しの筋が微妙に
残ってくれたおかげで、2回目(縦方向)の代かきの目印になってくれて、
大いに助かった。

(終わり)
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代かきデビューの反省

2024年05月26日 |  ├代かき

△水田の中央付近

荒しろかきから一夜明けた日曜日。

前日の土曜日には、へなちょこながらも事故もなく、何とか無事にしろかき
デビューを果たし、大きな自己満足を感じたブログ主。

一夜明けた今、自身のしろかきデビューをふり返ると、当然のことながら、
いろいろと反省すべき点もある。

とりわけ一番の反省点は、トラクターのオートリフト機能(Uターンや
バック時、自動で作業機が上がる)のことをさっぱり忘れていたこと。
オートリフト機能を切り、手動操作にさえしておけば、そんなに大回り
(2列前進5列後退)しなくても、作業機(ハロー)を上げることなく、
常に水田に接地させたまま回れたのだ。

次回の植えしろかき(しろかきの仕上げ)の際には、オートリフト機能を
手動に切り替え、より効率的な2列前進3列後退の「らせん式しろかき」を
実現させたいものだ(最後に外周を1、2周回って終了)。


△「らせん式しろかき」(2列前進3列後退)のイメージ図

ここで言う「らせん式しろかき」とは、師匠筋のTさんから伝授された
しろかきのやり方に、ブログ主が勝手に名前を付けたものだ。

全国的に見て、しろかきのやり方や回数にはいろいろあるようで、地域や
メーカー(推奨方法)、水田の形態や土壌の質・・、最終的には各個人に
よりまちまちだ。

推測するに、ブログ主の故郷の水田地帯では、トラクターを水田内で
いぼりこます(ぬかるみにハマり動けなくなる)ことがないように、
緩やかなハンドル操作を基本にした、この「らせん式」のしろかき方法が
生まれて来たのだろう。

とにもかくにも、ブログ主の場合は、亡父の農業仲間だったTさんのマネに
徹することに決めている。とは言え、耕作面積も非常に広いTさんとは、
トラクターのメーカーや大きさ、作業機の種類も異なっている上に、そもそも、
初心者のブログ主とは経験値や技量の差が大きすぎるので、実際にはマネ
すること自体が難しい。

結局は、Tさんのアドバイスを元に経験を積みながら、自分で考え工夫して
いくしかないのだ。

(終わり)
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水田のしろかきデビュー

2024年05月25日 |  ├代かき

△水はTさんに入れてもらった

ついに、ブログ主がしろかき(荒代かき)デビューを果たした。



ヘタをするとトラクターが水田にいぼりこんで(ぬかるみにハマリ)出れ
なくなる。

という、恐怖に近い不安を抱えながらの作業開始だった。

しかし、結論から書けば、そんな不安は全くの杞憂にすぎなかった。水の
溜まった水田の中でトラクターを動かすのは、広い駐車場内で1台の乗用車を
低速で動かす感覚に近かった。それだけ、トラクターのタイヤの下の地盤が
固く、しっかりしていたのだ(これは、圃場整備やトラクターの進歩の恩恵
なのかもしれない)。


△Tさん(赤いトラクター)から、荒しろかきの手順を教わった

荒しろかきの手順については、まず外周を1、2周。その後、水田を横に
1回、縦に1回づつ耕うんし、最後にまた外周。トラクターをUターンさせる
時には、ハローを水田に接地させたまま大回り。サイドレーキ(ハローの
両端についた土均し)は折りたたんだまま。

全て師匠筋のTさんのアドバイス通りにやった(つもりである)。

今年については、2列進んで5列戻る、という基本操作を繰り返しながら、
なるべく外周付近の地盤を急ハンドルでえぐらないようにしろかき作業を
進めた。


△横向きに1回しろをかいた状態

当然、ヘタである。

しかし、今回のデビューでは、経験を積んでいけば必ず技量は上がる、
と言う、確信じみた手ごたえをつかむことはできた。


△縦に1回しろをかき、外周を2周回って荒しろかき終了

休憩も含め、7時間前後の時間をかけ、全作業終了。

非常に大きな自己満足と達成感を胸に、まるで別人になったような感覚で
汚れたトラクターを里山の洗車場に向け走らせたブログ主であった。

(終わり)
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