日本各地にある「鹿島神社」
これまでその由緒を知らなかった。
今日雪の中、歴史講座で常陸大宮市内8か所の「鹿島神社」を参拝し視察した。
鹿島神社の祭神は武甕槌命(たけみかずちのかみ)である。
武甕槌命が天孫降臨に先立って葦原の中つ国に降り、諸神を鎮め、大国主命に天つ神の「みことのり」を伝えられたと言われている。
この武甕槌命(たけみかずちのかみ)を祭る神社を「鹿島神社」と言うのだ。
創立は皇紀元年(神武天皇即位の年)で日本書記(720年・養老4年)では天照大神の子孫の神武天皇が日向の国から東征し、瀬戸内海から大和に入り、橿原の地で第一代の天皇の位についた年と言われている。
茨城県内には305社、武甕槌命(たけみかずちのかみ)を祭神としている神社は約50社あり、この鹿島神社の総社が「鹿島神宮」である。
常陸大宮市には旧:大宮町に9社、旧山方町、旧緒川村、旧美和村、旧御前山村に併せて8社ある。
このうち、旧大宮町の8社を見学した。
朝から冷たいみぞれとなり、昼過ぎには雪となった。
今回視察した鹿島神社に共通していることは、ほとんど社務所もなく無人で説明も聞けないということだ。
これだけの歴史と信仰をもちながら寂しいと感じた。
しかし、それなりに氏子たちにより管理されている様子で真新しく修理が施されていた。
昼食はそばで有名な「しんすい庵」で「けんちんそば」を食べた。
盛りも良く美味しかった。
次回は、今回視察できなかった9社を視察する予定になっている。