今週の火曜日、帰宅してメインPCの電源を入れたら、接続している4TBのHDD2台の内、1台が
故障していることが発覚しました。OSは時間がかかりながらも起動し、OSが該当のHDDを認識
しているのですが、中にアクセスすることが出来ません。物理故障のような恐怖の異音は全く
ないことから、コントローラ基板が壊れていることはまず間違いないようです。該当のHDDを
取り外して起動してみたら問題なくメインPCは動いたので、壊れたHDDも特定できました。
壊れたのはウェスタンデジタルのWD Red。NAS向けの高耐久が売りのHDDのはずですが、
購入して半年もたたないうちに故障してしまいました。結構高かったのに半年持たないとか
ふざけんな!と激怒モードだったのですが、それを聞いた友人の
「NASって電源入れっぱなしで運用するものなんだから、電源を頻繁にOFF/ONするPCじゃ
向いてないんじゃね?」
という言説に納得し、ひとまず落ち着きは取り戻しました。
ともあれ、状況は何も好転していません。壊れたHDDの中には過去のサッカーアウェイ遠征や
旅行で撮り貯めた写真の数々、ScanSnapでスキャンしたまま未加工だった大量の書籍データ
などが入っており、これらが全て永遠に失われるかもしれない、ということで精神的に
大ダメージを受けた私は、翌日仕事を半日で切り上げると秋葉原へ直行、故障したのとは
別メーカの4TB HDDを購入すると大急ぎで帰宅し、一縷の望みを賭けて、第2回PC自作検定
の上位入賞景品として貰ったHDDコピー機で全コピーによるサルベージを試みました。
…結果、失敗。スタートして程なく失敗の判定で止まってしまいました。
ここで私に残された選択肢は2つ。データサルベージ業者に復旧を頼むか、購入したショップへ
修理依頼を出すか。さんざん悩んだ結果、私は後者を選びました。理由は3つ、データ
サルベージ業者では費用対効果で割に合わないことと、メーカ保証期間だったので無償修理
の対象であったこと、そしてコントローラ基板の故障だとわかっているので運がよければ
単なる新品交換ではなくデータを自力で引き上げられる状態で戻ってくる可能性があったこと
です。念のためショップのサポートセンターに電話をかけて確認を取った上で、再び秋葉原へ
戻って修理依頼を出してきました。HDDの修理依頼のお約束でデータ消去への同意を取らされ、
「新品交換になりますよ」という追い打ちまで食らいましたが、データをロストしたあげく
大金をどぶに捨てるような真似は御免です。新品で帰ってきたら、そのHDDをバックアップに
回すことにします。
…購入2年以内に新品のHDDと丸ごと交換するという故障前回避運用を長いこと続けて
いたのですが、やっぱり必要なのはバックアップだと痛感させられました。運用を考え直さないと…