東アジア共同体建設、協力呼び掛け=福田前首相と会談-中国首相
【北京18日時事】新華社によると、中国の温家宝首相は18日、「ボアオ・アジアフォーラム」年次総会に出席した福田康夫前首相と会談し、「(日中が)地域の経済・金融協力を共同で推し進め、東アジアの共同体建設と振興に貢献すべきだ」と呼び掛けた。
温首相はこの中で、「長期的な視点に立って政治的な信頼と両国民の相互理解を高め、中日の戦略的互恵関係の大局を維持しなければならない」と強調。福田氏はこれに対し、「日中両国民の友好感情を絶えず高めることが重要だ」と指摘した。
温首相はまた、ブッシュ前米大統領とも会談。ブッシュ氏が引き続き米中関係で積極的な役割を果たすことに期待感を示すとともに、「米経済の早期回復を願っている。それが世界のためにもなる」と述べた。
ブッシュ氏は「米中両国経済が成長を保つことは、世界経済の早期回復に非常に重要で、協力を強化すべきだ」との考えを示した。(了)(2009/04/18-22:49) (時事ドットコム)
「東アジア共同体」・・きましたね。中国は余程困っているのでしょうが、しかし、これはだめでしょう。(東アジア抜きにしましょう) 中国や韓国から考えれば、まったく「都合のよい構想」だと思いますが、日本側からみれば・・・。 とにかく「互恵」のためには、日本にはまず、不法入国や不法国籍取得その他の厳密な法律と法の実行能力が必要です。(スパイ防止法の整備も。これなくして、官僚に外国人を入れるなどとよくいえるものです) 中国も韓国も、経済危機でかなりピンチなのでしょう。 まあ、これは大きな譲歩をひきだすチャンスともいえますが。
福田前首相は、首相を辞めてまで、まだ中国に利用されることに一生懸命なようです。氏は「お友達の嫌がることをしない」人なので、この方の「戦略的互恵関係」とは、相手側の一方的な利益を図る関係と同義になり、中国にいいようにされることは必至です。 麻生内閣は態度が毅然としているので、中国にすれば福田氏を利用したい思いでいっぱいでしょうが、前首相には、とにかくいらんことをしないでいただきたいものです。麻生内閣頑張れ。