民主党の鳩山由紀夫代表は18日夜のNHK報道番組で、消費税率の引き上げを議論する時期について「10年ぐらい(先の)の話だ」と述べた。また、同党がマニフェスト(政権公約)に掲げた政策を実現することによる経済効果に関し、「1%から2%ぐらいの効果は十分にある」と語った。
鳩山氏は、年金制度を一元化した上で最低保障年金を創設するという民主党の公約に関連し、「最低保障年金は全額消費税で賄う。将来20年かけて徐々に移行させていくので、当然20年後には消費税率を上げなければならない」と説明。その上で「(20年後までの)中間ぐらいのところで消費税の議論を行わなければならない」と述べた。
また、経済政策に関しては「国民の財布を厚くしない限り、簡単に内需を刺激することはできない」と指摘、マニフェストに盛り込まれた子ども手当や高速道路無料化で内需を拡大し、国内総生産(GDP)を押し上げることができるとの考えを示した。(MSN産経)
谷垣氏が財務相の消費税発言を「公約破綻」と批判 2010.2.14 17:59
自民党の谷垣禎一総裁は14日、菅直人財務相が消費税率引き上げ議論を3月にも始める考えを示したことに対し「(4年間は消費税増税を行わないとしてきた民主党の)公約を維持できなくなったと自白しているに等しい。主張に責任を取るべきだ」と批判した。(MSN産経)
昨年6月、当時の民主党首鳩山氏は、麻生首相との党首討論において、「決して今すぐに消費税の増税の議論に陥る必要はないんです。すなわち4年間の間、われわれが政権をとっても消費税の増税はしない」(こちら)と述べ、
選挙直前8月18日には(上の記事)、「消費税率の引き上げを議論する時期について『10年ぐらい(先の)の話だ』」と述べています。
「10年くらい先の話」? あれからまだ半年しかたっていません。民主党のいい加減さはもう「詐欺」レベルです。